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【大学院看護学研究科】講義紹介「地域看護学特論」 刑務所の医療って? 名古屋刑務所による特別講義を開催しました

レポート
2026年08月06日

「地域看護学特論」では、地域看護をささえるさまざまな理論と研究をテーマに学びを深めています。
今回は、「日本の健康課題⑤:多機関・多職種による連携協働」の一環として、名古屋刑務所より講師をお招きし、「矯正施設における医療体制について」をテーマに特別講義を実施しました。

特別講義の目的

本講義では、地域看護学特論において扱う多様かつ複雑な健康課題について、受刑者を支える刑務所の看護とその体制が、地域と社会をどのようにつないでいるのかという観点から理解を深めることを目的としています。

高齢受刑者や外国人受刑者への看護、刑期終了後の地域移行支援、多機関・多職種連携の実際を通じて、地域では把握されにくい健康ニーズへの理解を深め、今後の認知症支援や救急・医療現場における実践および研究に活かすことを目指しています。

特別講義の内容

矯正施設の概要と課題

講義では、矯正施設の組織体制や受刑者の生活の流れ、近年の収容状況について説明がなされました。特に、高齢受刑者の増加や認知症を有する受刑者への対応など、矯正施設が抱える健康課題について紹介いただきました。また、矯正施設内では看護職をはじめ多様な職種が連携して受刑者の支援にあたっていること、全国各地に医療刑務所が配置されていることについて説明がありました。

矯正施設の医療体制

医療提供体制については、基本的には一般社会の医療と同様の医療を提供している一方で、矯正施設という特殊な環境下で実施されていることが紹介されました。受刑者の病状によっては一般病院への通院や入院が行われており、名古屋刑務所ではターミナルケアにも取り組んでいることが報告されました。
講義中には、刑務所内部の一部を紹介する動画が上映され、受講者は普段接することの少ない矯正施設内の環境について理解を深めることができました。また、矯正医療の特殊性や、矯正施設で勤務する医療職が配慮すべき事項についても、具体的なエピソードを交えながら説明がなされました。

講義後には活発な質疑応答や意見交換が行われ、参加者にとって新たな視点を得る貴重な学びの機会となりました。

法務事務官 看守長 大塚 祐一郎氏
法務技官 看護師長 小川敦子氏
法務事務官 看守部長 近藤 祐成氏