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学園創立70周年記念事業 第37回 日本福祉大学 社会福祉セミナーin鳥取 を開催しました
11月30日(日)米子市文化ホール(米子市)にて大学・後援会・同窓会の共催で『学園創立70周年記念事業 第37回日本福祉大学社会福祉セミナーin鳥取』を開催しました。本セミナーは、地域の多様性・共生の大切さを改めて考える場として、会場・オンラインを合わせ約360名の方にご参加いただきました。
オープニング
地元同窓生1名を含むジャズ仲間で結成した「よなごまちジャズプロジェクトバンド」によるジャズ生演奏を披露していただきました。「ジャズで米子の街を笑顔に」をコンセプトにした演奏は、会場に温かな雰囲気をもたらしました。
開催挨拶
開催に先立ち、小松理佐子 副学長は「本セミナーは開催県・地域ブロック同窓会を中心とした皆さんの継続的な活動と連携、日々の交流や研鑽の積み重ねが開催の力となっており、同窓生による演奏や在学生の発表などの企画を大変楽しみにしている。」という期待を述べられました。そして、「今回のテーマ『とっとり×星=自分らしさ』のもと、一人ひとりが輝く社会を築くために、多様性を尊重し、互いに支え合い、共に生きる社会の姿を考える場として、本セミナーが共生社会の実現に向けた一歩となることを願っている。」とメッセージを送られました。
続いて、奈良修三 日本福祉大学同窓会会長より、「本日は志を同じくする皆さんと福祉の未来を語り合えることを嬉しく思う。イモトアヤコさんの登壇や地域で活躍するパネラーの実践発表を通して、挑戦する力や思いやりの大切さを共有し、未来への希望につながる貴重な機会となることを期待している。」と挨拶をいただきました。
最後に、濱本義則 日本福祉大学鳥取県地域同窓会会長より、「学園創立70周年、同窓会設立70周年という節目に、鳥取県から全国の仲間とつながれることを大変光栄に思う。多様性が尊重される今、一人ひとりの自分らしさを認め合い、共に生きる社会の実現に向けて、その本質を考えることが求められるなか、鳥取の地で皆さんの輝きが交差し、福祉の未来を照らす光・存在となることを願っている。私たち同窓生は建学の精神を体現すべく日々研鑽を重ね、皆さんとともに、すべての人のしあわせの実現に向けてこれからも力を尽くしていきたい。」と挨拶をいただきました。
第Ⅰ部 イモトアヤコ氏トークショー「挑戦と多様性で切り開く世界」
鳥取県伯耆町出身のタレント イモトアヤコ氏をお迎えし、「挑戦と多様性で切り開く世界」と題して、元エフエム山陰アナウンサー 武田志乃氏とのトークショーを行いました。冒頭、武田氏から「お帰りなさい~」の呼びかけに、「ただいま~」とイモト氏から元気な返事があり、会場内は一気に沸き上がりました。
イモト氏は、自身の挑戦的なキャリア、20年にわたる芸能生活を振り返り、成功の秘訣として「将来スターになりたい」と願うのではなく、「自分は既にスターである」という強い信念を、今この瞬間から持つことの大切さを語りました。そのうえで、「なりきる」「即行動する」といった姿勢が成長・成功の重要な要素になると説明し、大きな目標を小さなステップに分け、一つひとつ全力で取り組むことをお話されました。また、24時間テレビでの活動や日常生活などを通じて、障害や福祉について自身の「無知」を自覚し、学び、それを伝えることの重要性を実感したと述べられました。福祉に携わる方々に向けては、まずは自分のできることから一歩ずつ取り組んでほしいとメッセージを送り、締めくくられました。
第Ⅱ部 パネルディスカッション「地域とつながる私~生まれる自分発見 とっとりから~」
日本福祉大学スポーツ科学部 大学院スポーツ科学研究科 三井利仁教授によるコーディネートのもと、「地域とつながる私~生まれる自分発見 とっとりから~」をテーマに、地元で活躍するパネリスト3名による実践発表を行いました。パネリストの後藤瑞希氏は本学在学生で、パラスポーツ「ボッチャ」でのパラリンピック出場を目指しています。
実践発表後のディスカッションでは、ボッチャをはじめとするパラスポーツに加え、幅広いスポーツ活動が、障がいの有無にかかわらず人の自己成長や社会参加、地域とのつながりを促す有効な手段であることが共有されました。多様性を認め合い、共生社会を実現していくことの重要性について、活発な意見交換が行われました。
石丸 知 氏(メディカルフィットネスセンターCHAX 課長)
石丸 知 氏より、『スポーツの力でつながる「人」と「まち」』と題し、実践発表をしていただきました。日頃の活動では、「失ったものを数えるな、残されたものを最大限に活かせ」という理念の基、子ども(Children)、障がい者(Handicapped)、高齢者(Aged)が交わる場所(X)を意味する「CHAX」を拠点に、パラスポーツを通じて多様な人々が交流する「共生の場」を地域に創出する実践が紹介されました。アスリートの育成支援や地域企業・団体との連携を進め、スポーツが「つながり」や「生きがい」を生む力にしたいと述べられ、これからも、変化(Change)を好機(Chance)と捉えて挑戦(Challenge)し続けたいと締めくくられました。
上野 柊斗 氏(米子サン・アビリティーズ 中級パラスポーツ指導員)
上野 柊斗 氏より、『地域とつながる自分の歩み~一人の人生が地域と繋がって出会って動き出す~』と題し、実践発表をしていただきました。高校卒業後、パラスポーツに出会い、人生を充実させ、選手・指導者として活動の幅を広げてこられた経歴の他、パラリンピック出場の夢が閉ざされた後、日本選手権で日本一を目指すこと、ボッチャを鳥取県全土に広めることを新たな目標としたことなどを紹介いただきました。皆生スポーツ広場での活動を通じ、障がい者にとって外出の障壁となる多目的トイレ不足などの課題を指摘、障がいは不幸ではなく不自由なだけであるとし、世間が作り上げた「普通」という概念を常に疑い、多様な個性を尊重する社会の実現を望むとメッセージを送りました。
後藤 瑞希 氏(日本福祉大学福祉経営学部(通信教育)在学生)
後藤 瑞希 氏より、『私を支える3つの力 「ふ」つうの「く」らしの「し」あわせを目指して』と題し、実践発表をしていただきました。幼少期から現在に至るまでの経験を交えて、「医療」「教育(学び)」「福祉」の3つの力が自身を支えてきたとお話いただきました。体調の改善により意欲が高まり、ボッチャとの出会いが多くの繋がりを生み世界や人生を広げたこと、料理教室や移動支援の活用が自信につながったことなどを紹介いただきました。社会福祉士の資格取得とパラリンピック出場という夢を掲げ、何かを始めるのに大きな扉からではなく、小さな扉を開くことで世界が大きく広がるとメッセージを送りました。
閉会挨拶
閉会に際し、竹内祇明 日本福祉大学鳥取県地域同窓会副会長より、「『その人らしさ』を認め合い、共に行動する大切さを再認識する意義ある時間となった。本セミナーに関わっていただいた多くの皆さんの支えに深謝し、来年北海道でのセミナーが盛会となることを祈念する。」と挨拶をいただきました。
最後に、檜森守 日本福祉大学北海道道南地域同窓会副会長より、次年度開催地域の代表として、「鳥取での『自分らしさ』を尊重する取り組みを引き継ぎ、北海道らしく準備を進めたい。孤独・孤立、引きこもりなどに焦点を当てながら、誰もがふつうにしあわせにくらせる地域共生社会の可能性を考える機会としたい。」と挨拶を述べられ、盛会のうちに閉会しました。


