在院生の声

I.Kさん

 ここは,1人1人の挑戦を応援してくれる学び舎です。
 「ウチではムリだ!目が見えない学生なんて。」と,幾つもの大学院から入学試験を受けることさえ拒否され,失望した日々。その中で唯一「やれるだけ一緒に頑張ってみましょう。」と受験を認め,臨床心理士・公認心理師になるという夢に挑戦する機会を下さったのはこの大学院だけでした。
 実際に通い始めると,夜間制というユニークな環境は日中の時間を有意義に使えるため,学びに適していることがわかりました。例えば午前中に家事を済ませ,その後に課題を仕上げたり,研究を進めたりすることができます。実習は平日の昼間に行われることが多いので,講義と重なる心配も殆どありません。また夜間制だからといって,学生同士の繋がりが希薄なわけでは決してなく,むしろ同じ道を志す戦友として支え合っています。先生方との距離も近いため気軽に質問しやすく丁寧にご指導いただけます。
 「教えてもらうことを受け身に待つだけじゃ足りない。自分から学び取るんだ!」という強い意志を貫いていると,必ず応えてくれます。
 求め続けよ 与えられる。 叩き続けよ 扉は開かれる。

H.Iさん

 私は自身が保育士として仕事をする中で、気になる子や特別な支援を要する子にかかわる中で対応に難しさを感じ、子ども理解や援助方法について学びを深めたいと思い、本大学院に進学しました。
 入学後は、仕事と勉強の両立で、ハードな毎日ですが、学部よりも臨床的な知識を身につけることができ、充実した日々を過ごせています。実際にケースを持ちSVを受けることで、アセスメントや援助の具体的な方法や考え方を学ぶことができたり、自分自身の癖や課題に気づいたりすることができます。また、学外実習で現場に行くことで、臨床心理士の仕事を実際に見て学んだり、多職種連携の在り方や課題などに気づいたりと、様々な経験をすることができます。そして何より、大学院で学んだことを日々の仕事に活かすことができているため、大学院に入って本当によかったと感じています。
 社会人学生として時間に制約がある中で、学び続けられるのは、大学院の先生方や同級生の仲間たちの理解や支えがあってこそだと思っています。同じ志を持ち一緒に学ぶ仲間や、親身になって指導してくれる先生方のいるこの大学院で学ぶことができることを幸せに思います。

修了生の声

I.Tさん

 中学校で教員をしている。子どもは従順を、大人は権威を求められがちな現場だ。だが、私は公言するようにしている。「みんな、自分自身を生きているかい?」と。
 相談係長として様々な悩みをもつ家族と話すときも、私が一貫して大切にしているのは「どう重荷を降ろし、分かち合い、自由に生きるか」だ。院では「重荷」が何か見極めるために知識を得、「分かち合」うためにセンスを磨いた(後者は実践経験なしに身につかない)。勤務後に学ぶのは楽でないが、先生や同窓に恵まれ、充実した2年間を過ごすことができた。修了後も学会やワークショップへ参加し、新たな自他との出会いを楽しんでいる。
 臨床心理学を学んで、福祉領域で働いてみたい気持ちも強まったが、以前より自身の心が解き放たれたから、教員「らしさ」から「自由に生きる」ことは可能だし、以後も当事者や家族が「自由に生きる」ための手伝いがしたいと思う。第2の人生はもう始まっている。

K.Rさん

 私は大学院を修了後、児童養護施設の心理療法担当職員として働いています。資格取得前までは非常勤で、取得後は同じ施設で常勤として雇っていただきました。
 元々はクリニックや病院など医療系の就職を考えていましたが、この領域に就職するきっかけになったのは在学時代の学外実習です。私は児童心理治療施設で10日間実習させていただきましたが、そこで現場の心理士さんと一緒にケースの検討などをさせていただき、福祉領域における心理士の役割を学ぶことでこの領域に勤めようと思いました。
 在学時代に受けた授業やケースカンファレンス、同期との悩みの共有、複数の先生方に相談に乗っていただいた経験は、就職した今だからこそ貴重で大きな経験だったと感じます。在学時代に学んだことを生かしつつ、今後も仕事に励んでいくつもりです。