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※組織名、役職者名等は当時の内容です。


21 COE 日本福祉大学プロジェクト 21世紀COEプログラム「福祉社会開発の政策科学形成へのアジア拠点」
Asian COE toward new policy science for social well-being and development
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出版 福祉社会開発学の構築
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研究推進領域


  領域D 中国・モンゴル福祉社会開発研究
  領域リーダー 野口定久
 

   中国・モンゴル福祉社会開発研究の分野は、「中国の福祉社会開発研究(D1)」と「モンゴルの福祉社会開発研究(D2)」の2本柱からなる。「中国の福祉社会開発研究(D1)」は、さらに「中国の社区・小城鎮における地域福祉及び居住福祉に関する研究(D1-1:野口・児玉グループ)」と「中国の高齢者福祉に関する研究(D1-2:陳グループ)」でそれぞれ研究課題を深化させながら、共同研究を進めている。
 「モンゴルの福祉社会開発研究(D2:長沢・島崎グループ)」は、「障害児・者とその家族、ストリートチルドレンの実証的研究」を主題に、モンゴルでの実地研究を主体に研究を進めている。
 本研究の基本的方向は、次の2点である。@本領域の研究推進の方法論は、地域福祉・居住福祉に収斂させる。A中国・モンゴル研究の成果を、人材養成(社区福祉計画、居住福祉のまちづくりの公共部門及び民間部門のソーシャルプランナー、ソーシャルワーカー)のプログラム開発に向けられている。
中国の福祉社会開発研究(D1)の研究進捗状況と今後の研究課題
1.日本福祉大学COEプログラム中国語出版企画『日中社会福祉比較研究叢書全3巻』
の刊行
 本叢書の出版は、中国の大学や自治体向けの地域福祉や居住福祉、さらに中国の社会福祉人材養成の進展に寄与することに向けられている。@野口定久・徐?編著『第1巻 日中両国における居住、地域環境および社会福祉』」の出版:全原稿はすでに入稿済みで、刊行に向けての最終校正が行われている。A陳立行・柳中権編著『從社會福利向社會福祉的跨越:中國老年人福祉研究的新視角』の出版:全原稿はすでに入稿済みで、刊行に向けての最終校正が行われている。B野口定久・裴暁梅・陳立行・児玉善郎編著『第3巻 日中における社会福祉政策の課題と展開』の企画:執筆中、これら3巻は、いずれも中国社会科学文献社(北京)より刊行される。
2.南京大学・日本福祉大学社会福祉研究センター構想
 南京大学社会学系内に両校を中核とする「社会福祉研究交流センター」を設置すべく準備を進めている。共同研究の新たなテーマとして「日本・中国における地域を基盤としたソーシャルワークの展開−地域福祉・社区福祉を通して−」を取り上げ、現在中国で進められているソーシャルワーク(社会工作)の資格化の現状について、その社会的背景とソーシャルワーカー養成の課題について新たに研究協議を進めてまいりたいと思います。その一環の社会福祉人材養成プログラムでは、大学院生及び学部生の相互受け入れを図るべく協議を進めている。
3.日本福祉大学・南京大学福祉社会建設シンポジウム
 日中における地域福祉・居住福祉の人材養成の現状と課題について、南京大学社会学系からの招聘:林教授、方教授、徐教授、朱教授と都市における社会保障と、農民工の居住福祉支援のためのソーシャルワークについて討議する。(2007年11月5日-10日・日本福祉大学名古屋キャンパス)
モンゴルの福祉社会開発研究(D2)の研究進捗状況
 モンゴル・グループの研究成果は、『モンゴルのストリートチルドレン−市場経済化の嵐を生きる家族と子どもたち』(朱鷺書房、2007年3月)、及び「モンゴルの障害者とその家族に関する実証的研究〜A調査報告書」として発行された著書と調査報告書に著わされている。研究到達点は、その著書のなかで、「モンゴル国は、1991年から市場経済への転換を開始した。そして社会主義時代には存在しなかったストリートチルドレンや慢性的栄養不良が大量に出現した。それは障害児・者問題を一挙に表面化させた。しかし、一方、この問題を強固な相互精神に基づいて行動を開始している。福祉社会開発学を構築するうえでの一助となろう」と記されている文面に集約できる。最終年では、すでに調査済みの報告書の出版(モンゴル国立教育大学)および持続的な日本・モンゴル合同研究会の準備に取り掛かっているところである。

 



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