2020年度 修了生・在学生

協力隊経験を活かし福祉の視点を深めたい

ラヘマン 未帆 さん

私は青年海外協力隊として2004年から2年間パキスタンで活動しました。帰国後は日本の中古電動車いすを活用してアジアの障害者の自立や社会参加を支援するNPO活動に関わっています。開発と福祉の視点をより専門的かつ体系的に学びたいと思い、当大学院へ入学しました。研究テーマは「電動車いすがパキスタンの障害者へもたらす変化に関する事例分析」としています。また、現在私は地方自治体に勤めていますが、当大学院では海外での社会開発に限らず、日本の地域づくりを中心した福祉についても学ぶ機会があり、現在の仕事にも役立っています。

当大学院は通信制であり、職業・年齢・経歴・居住地等のバックグラウンドがみなさん多種多様で、良い刺激を受けています。スクーリングの際には先生方や他の院生と対面で合う機会があります。私自身は仕事をしながら、子育てをしながらの大学院生活で時間に追われる日々ですが、院生同士で励ましあいながら修了を目指しています。

(国際開発ジャーナル社『国際協力キャリアガイド2019-20』掲載)

2019年度 修了生・在学生

協力隊と両立の2年間

岩塚 善哉 さん

大学生のときにオーストラリアで日本語教師のボランティアを体験し、カンボジア旅行で貧困地帯を見てから国際協力に興味を持ちました。卒業後、教員として8年働いた後、青年海外協力隊の現職教員特別参加制度でナミビアへ配属され、管轄内の学校を巡回しながら教員へのアドバイスやワークショップを行いました。

修士課程は協力隊活動と同時並行の2年間でした。修士論文は、事例をもとに改善点を見いだしていく「事例検討会」をナミビアで実施し、それが教員の指導方法に及ぼす影響についてまとめました。海外にいながら学べたことは、大変有意義なものとなりました。

学生同士SNSで進捗状況を確認し意見を交換したことで、それまで関わることのなかった人とのつながりもできました。大学院での研究を、今取り組んでいる仕事や活動に活かす姿勢が大切だと皆口々に話していました。論文執筆は想像以上に大変ですが、卒業を目的とせず、目の前の活動や仕事を大切にしてほしいです。

(国際開発ジャーナル社『国際協力キャリアガイド2020-21』掲載)

2017年度 修了生・在学生

技術協力の現場で役立つ知識を学ぶ

木下 晶子 さん

私は、青年海外協力隊への参加をきっかけに開発分野での仕事を始めました。技術協力プロジェクトの専門家として働く中で、体系的に開発を学びたいと思っていたところ、先輩専門家から本大学院を紹介されたのです。仕事を通じて知り合った方々の中に、本学の修了生が複数いたことも、ここで学ぶ決断を後押ししました。

スクーリングでは同級生らと顔の見える関係を築くことができました。普段は遠く離れている人たちが、さまざまな立場で福祉や開発に情熱を持って学んでいる様子を知ることは、私にとってはよい刺激でした。

大学院では学術的な知識だけでなく、多角的な視点からの物事の捉え方、調査方法やその結果の論理的な伝え方など、実践の中で役立つことを多く学びました。

現在は、新たな技術協力プロジェクトに従事する予定で準備中です。本大学で学ぶことで実務者としての引き出しを増やすことができたので、それを生かしていきたいと思っています。

(国際開発ジャーナル社『国際協力キャリアガイド2018-19』掲載)