概要

課程名称
国際社会開発研究科
国際社会開発専攻 修士課程(通信教育)
授与学位
修士(開発学)
Master of Development Studies
開講形態
通信教育
修業年限
2年
定員
25名

特色

1 通信制の大学院
インターネットを活用し、いつでも世界中のどこからでも大学院の学びに参加することができます。各国の開発現場で働く社会人にとって学びやすい大学院です。大学院生用のホームページには、科目ごとのディスカッションを行う科目掲示板、論文指導を行う掲示板、特定テーマについて自由な意見交換を行うフォーラム掲示板、院生相互の自由な交流の場としての掲示板のほか、院生と指導教員とのメーリングリストなどを設け、日常的な学習および研究を進められるようになっています。さらに、研究指導や論文執筆指導においては面談も重視しており、名古屋キャンパスや東京サテライト、あるいは教員の出張先などで適宜、個別対面指導やリサーチ指導を実施しています。
2 「海外開発実践」への単位認定と国際的なスクーリング
本研究科は、海外の開発経験をお持ちの方を歓迎します。2018年度より、「海外開発実践」に対する単位認定制度を開始しました。また、3ヵ国の国内外スクーリング科目を開講しています。フィリピン、インドそして日本において、開発分野の第一線にある研究者らがコーディネートするプログラムを実施しています。海外スクーリングでは5日間(日本は4日間)にわたり、基礎的講義、都市・農村のフィールドワーク、多様な事例を研究するケーススタディ、そしてディスカッションを積み重ねています。また、参加院生に対して、個別研究テーマに応じた論文指導をゼミ形式で行います。
3 豊かな人的ネットワークの広がり
本研究科には多様な背景を持つ異なる世代の社会人が入学しています。例えば、国際機関やNGO、青年海外協力隊など世界各地の開発現場で活躍する人、また、国内外にわたり企業活動、医療や福祉、教育、行政といった分野に従事する人、あるいは開発教育に携わる人、そしてこれからそうした職業をめざす人たちです。オンライン上でのやりとりやスクーリングを通じて、あるいは対面の場や会合において、院生同士、そして教員や修了生ともつながりを持つことになります。相互の活動交流・情報交流が良い刺激となるばかりでなく、研究の発展やキャリア開発に結びつくことも少なくありません。専門分野・ジェンダー・年齢を超えた豊かな連帯とネットワークが本研究科の大きな特長といえます。

教育システムの紹介

情報メディアを用いた研究および論文指導等において、情報が蓄積され遡って見ることが容易なホームページの掲示板と長文の原稿を添付できるメーリングリストを、それぞれの使用目的と特性に応じて利用をしています。 こうした情報メディアを使用する指導方法は、研究指導や学習上のコミュニケーションだけでなく、学生間や、教員間で情報やアイデアを共有できるメリットがあります。

研究および論文指導における情報メディアの利用にあたって、 盗用される可能性のあるアイデアや個人情報の秘密保持が問題になるような場合は、一対一のEメールによる指導も併せて行います。 また、セキュリティ管理のため、ホームページを利用するためには特定のパスワードを発行して、専任教員や院生以外は閲覧できないようにしています。

なお、こうしたホームページやメーリングリスト上での日常的な研究指導の他、 本学名古屋キャンパスや美浜キャンパスの他、本学東京サテライトや各地での対面指導日程を調整・設定し、実施しています。