このエッセイコンテストは、次代を担う高校生の皆さんに身近なところから福祉(ふくし)を表現してもらうことを願って、2003年に始まりました。今回で22回(年)目を迎え、これまで全国や海外から174,583点もの作品が寄せられてきました。
「ふくし」、「ふつうのくらしのしあわせ」は、私たちの平凡なあたりまえの日常の暮らしのなかにあります。それには何か正解があるわけではなく、マニュアルがあるわけでもありません。現代の社会には様々な課題があります。高校生の皆さんが、社会の現状や課題を見つめて、感じたことや考えを文章として表現することは、とても意義のあることだと思います。ぜひ素直な気持ちや思いをエッセイにして伝えて欲しいと思います。
マニュアル化された仕事はロボットや人工知能が担う時代が到来し、その範囲は今後さらに広がるでしょう。自ら考え、判断し、意見を伝え、周囲と協力して新しい知恵を生み出す。将来、皆さんは、マニュアル化できないそんな働き方を求められます。
伝えようとするテーマを見つけ、裏付けとなる情報を集め、ひとつの作品にまとめ上げる。エッセイコンテストに参加することで鍛えられる力は、皆さんが将来を生き抜く力につながり、近いところでは、大学受験にも役立ちます。ぜひ挑戦してみてください。
ところで、このサイトでは私の「書く力UP講座」を掲載中です。ご活用ください。