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募集要項

高校生の皆さんへのメッセージ

歴代受賞者コメント
(第1回~第5回)

第1回

第1分野 優秀賞
丸亀 悦子さん(岐阜県立飛騨神岡高等学校)

この度は第20回記念を迎えられました事を心よりお祝い申し上げます。当時エッセイを執筆した事により、言葉を紡ぎ、思いを表現する自信を根付かせて頂きました。
あれから時は流れ、祖母は今年満九十七歳。施設で暮らしている。私は県外へ嫁ぎ、会えていない。ばあちゃんは覚えていないだろうが、若かりし七十八歳のばあちゃんの日常はエッセイに鮮明に刻まれている。巡査さんに恋したばあちゃん。今では兄が警察官になった。

第2分野 最優秀賞
田渕 令士さん(都文館高等学校)

20回目のコンテスト開催おめでとうございます。
私が参加したのは20年前のことですが、当時の私は理系で作文が苦手であり、その克服のためにチャレンジしました。入賞時に頂いた作品集をワクワクしながら開き、初めて触れる同世代の真剣な思いに胸がグッとなったのを今でも覚えています。
このことが文転のきっかけになり、現在は日本語学校で留学生に日本語を教え、日常生活や進学、就職のサポートをする仕事をしています。

第3分野 優秀賞
平岡 愛理さん(青山学院高等部)

第20回記念、おめでとうございます。
仕事と育児の両立に日々奮闘している2児の母ですが、久しぶりに高校時代の自分のエッセイを読み返しタイムカプセルを開けたかのような少し恥ずかしい、でもほっこり温かい気持ちになりました。学生時代に自分が考えていることをこうして書き留めておくことは、とても素敵なことだなと改めて感じました。こんな機会を与えてくださり感謝いたします。

第2回

第1分野 最優秀賞
菅原 真紀さん(立命館慶祥高等学校)

20回目のエッセイコンテスト開催おめでとうございます。
高校2年生の時に参加した北海道マラソンの給水ボランティアを通して、私は大勢のランナーの方と触れ合い、感じたことがたくさんありました。その体験したこと、感じたことが少しでも誰かの心に届けばいいな・・・という想いを込めて、当時執筆しました。
18年前に最優秀賞という大きな賞を頂けたことは今でも私の誇りです。ありがとうございます。

第1分野 優秀賞
有田 祐起さん(広島学院高等学校)

第20回記念をお迎えになりお祝い申し上げます。
私は高校1年生の時に「36℃の言葉」というタイトルに惹かれて応募しました。ハンセン氏病患者桜井哲夫さんの講演会を学校で聴いた日の体温を言葉に表しました。18年経た現在、医学の研究者となりましたが、あの時心に刻んだ、真実を見極め正義を貫く決意を今も心の灯にしております。
高校生の皆さんが日々感じたことを言葉で表現し、やがて実現されることを祈っています。

第1分野 優秀賞
峠田 彩香さん(愛知県立時習館高等学校)

第20回記念、おめでとうございます。
「たった三gのはがき。」「今日もこの小さな一枚に、たくさんの温かい想いを込めよう。」朝日新聞広告「36℃」のフレーズと、審査員の角野栄子先生のお名前に心ひかれ、祖父母との往復書簡について綴りました。
福祉をテーマに自分の思いを言葉にすることは、高校生の私の日常がクリアに立ち上がってくるような新鮮な感覚でした。得がたい経験に感謝申し上げます。
これからも皆様の作品を楽しみにしています。

第2分野 最優秀賞
川又 夕さん(愛媛県立今治西高等学校)

自分を多角的に見つめ直すこと。様々な立場に思いを馳せ、その思いを伝える術をエッセイの執筆で学びました。
私は今、テレビ番組や俳句雑誌などで「言葉の可能性」を伝えています。俳句は17音。あまりに短く、同時に果てしない文学です。コンテストは遂に20回目を迎えられたとのこと、誠におめでとうございます。
高校生でなければ伝えられない言葉の熱さ、これからも心から応援しております。
『ひりひりと磨く言葉よソーダ水』

第4分野 優秀賞
山口 奈美子さん(女子学院高等学校)

コンテスト第20回に心よりお祝い申し上げます。
感じた思いや考えをエッセイという言葉に残すことで、経験をより深く、俯瞰的にとらえることができました。
また、10年以上たった今でもエッセイを読み返すことで、当時の自分自身の心情をありありと思い起こすことができ、貴重な財産となっています。
高校生のみなさまにも、ぜひ経験を自らの言葉でエッセイとして執筆する楽しさ、他者と共有する喜びを体感していただけたらうれしいです。

第3回

第1分野 最優秀賞
安藤 瑠衣さん(立教女学院高等学校)

20回目の開催、おめでとうございます。
今、私の仕事の一つに文章校正があります。文章をよりよくするため、小さな言い回しや表現にこだわって言葉選びをしています。高校時代には想像もしませんでしたが、当時文章を書くことに丁寧に向き合ったからこそ、今の仕事があると感じます。
風景を写真に撮るように、自分の気持ちを文章に残してみてください。時が経っても、丁寧に向き合って書いた文章はいつかの自分を助け、力になると思います。

第1分野 優秀賞
小笠原 唯さん(広島県立福山誠之館高等学校)

第20回高校生福祉文化賞エッセイコンテストの開催おめでとうございます。
私は高校卒業後、福祉の道を志して進学し、国家資格を取得して現在精神科病院に勤めています。相談業務が主なため、エッセイに応募するきっかけとなったような介助はないかと思いきや、ときどきは行います。
精神科領域には「人薬(ひとぐすり)」という言葉があります。誰もが互いに支え合い、人薬となって36℃の言葉をおくり合える社会を願っています。

第1分野 審査員特別賞
久保田 希さん(広島女学院高等学校)

当時高校生の一人の患者家族として在宅で生活をする祖母との関わりを綴り、言葉だけではない「人とのふれあい」を表現しました。私に多くを教えてくれ、医学部入試では自己推薦文とともに提出し、この道を歩む背中を押してくれたエッセイです。医師として在宅医療の現場に携わる中でもふと思い出され、原点を思い返すきっかけになっています。
20回おめでとうございます、これからも誰かのきっかけになり続けますように。

第5回

第1分野 最優秀賞
山口 恵さん(山梨県立身延高等学校)

20回記念おめでとうございます。
当時の思い出としては、私の心にずっとあった大切な想いを文字、文章にして大切な人との思い出を書いたという感覚でおりました。まさかそれがコンテストで受賞するとは思ってもおらず大変驚いた事を覚えています。当時は恥ずかしいという思いもありましが、たくさんの人に喜んでもらい、お祝いの言葉をかけてもらいました。その時に言葉にする事、伝える事、伝える時の言葉の選び方などを学んだと思っております。
高校生のみなさんへ。今なにを書いたらいいのか、どう書いたらいいのか悩んでいる人も多いかと思います。そんな時は自分にとって大切だったり、懐かしかったり、嬉しかったことを思い出してみて下さい。それはきっと他の誰が、なにを思っても貴方にとって素敵で大切な人生の1ページです。そのページは大人になった時、どのページよりも輝くページになっていますよ。

第1分野 優秀賞
村田 冴さん(啓明学院高等学校)

日本福祉大学 高校生福祉文化賞エッセイコンテスト第20回開催、おめでとうございます。
当時私が取り組んだ手話の活動をテーマに受賞し、「葵ちゃん」と一緒に喜んだのを覚えています。
今は、阪神電鉄で沿線の商業者や自治体等と連携し、沿線の魅力を発信・向上する仕事をしています。(手話も社内サークルで続けています!)
どう表現すれば自分が感じた「魅力」を同じ温度感で伝えられるかを課題として、日々走り続けています。

※掲載高校名は当時のものとなります。