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募集要項

高校生の皆さんへのメッセージ

歴代受賞者コメント
(第6回~第10回)

第6回

第3分野 優秀賞
鳥居 明日香さん(愛知県立安城東高等学校)

エッセイコンテスト20周年おめでとうございます。
当時、毎日の学校の課題に追われながら、睡眠時間を削ってエッセイを書き上げたのがなんだか懐かしく思えます。
年齢を重ねた今振り返ってみると、高校生のあの時だからこそ出来る物事の見方や捉え方があったんだなと、改めて感じます。
皆さんの36℃の等身大の気持ちを、エッセイにしてみてはいかがでしょうか。
今後もたくさんの素晴らしい作品が応募される事を期待しています。

第4分野 審査員特別賞
金澤 芽依さん(東京純心女子高等学校)

20周年おめでとうございます。あの当時とても凄惨な事件があり、子供たちの心に影響してしまうのではという思いから書かせていただきました。思考の深海から戻った私は、書く前と後ですっかり違っていました。それは他者に対する優しさや正義感などの36℃の温もりが自分の中にもあるのだとはっきり自覚できたからです。現在、国家公務員として職場で絵や文章を書いたり、社会に奉仕する仕事に活かされていると思います。

第7回

第1分野 最優秀賞
小山 まぐまさん(静岡県立三島南高等学校)

この度は20年記念、誠におめでとうございます。
今から13年前に、高校の授業の課題で何となく書いたエッセイを先生がこのコンテストに応募してくださったおかげで、僕は運よく最優秀賞を受賞しました。そんなことから「文章」に興味を持ち、今では、文章に携わる仕事をしています。
これから応募する皆様にとっても、新たな道を切り拓くきっかけになるかもしれません。ぜひ、いま書きたいことを、全力で原稿にぶつけてみてください。

第2分野 審査員特別賞
青木 まりなさん(群馬県立吾妻高等学校)

第20回の開催誠におめでとうございます。
私は、口下手ですが自分の気持ちや考えを文章でまとめて相手に伝える事はとても好きで今もその気持ちに変わりはありません。だから当時自分の思いを執筆し、伝えられた事がとても嬉しかった思い出として残っています。
現在、私は障害者支援施設で支援員をしています。様々な障害を抱える利用者様と接していく中で日々状況は変わっていきます。「昨日うまく行った支援が今日は通用しない」そんなのは日常茶飯事で、模索の毎日です。その中でも支援がうまく行った時、彼らの笑顔が見られた時、一緒に成長できた時…根気強く諦めないでやってきた事が一つずつ相手に認めてもらえるとこの仕事に就いて本当によかったと思えます。
今の高校生へ、様々な人に出会ってください。その出会いの中に素敵なものがあって、あなたの将来の道標になるかもしれません。うまく言葉にして伝えられない思いは文章にしてみてください。自分の心の中が整理されて、相手に伝えるきっかけになるかもしれません。

第4分野 審査員特別賞
中野 まこさん(山口県立周南総合支援学校高等部)

私は障害のある人たちの自立支援や権利擁護活動をしている障害当事者を中心として構成される自立生活センターで活動しています。私のエッセイは奇しくも「自立」がテーマ。当時考えていたことが今の活動につながっていることに驚きました。
障害の有無にかかわらず全ての人が、必要なサポートを得ながら、自分の人生のリーダーシップをとって自分らしく生きていける社会になるよう、これからも活動していきたいと思っています。

第8回

第1分野 最優秀賞
城内 香葉 さん(静岡県立清水東高等学校)

20回記念おめでとうございます。コンクールを継続して頂き感謝申し上げます。
高校生になったばかりの私は、第7回の小山まぐまさんの「平成の昭和人」に衝撃を受け、挑戦した事が懐かしく思い出されます。
エッセイを書くのは初めてでしたが、限られた文字数の中でテンポ良くストーリーを展開し、私が感じた温度そのままに伝えることに集中しました。

第2分野 最優秀賞
加地 理沙さん(福井県立盲学校高等部)

20回目のエッセイコンテスト、おめでとうございます。
私はエッセイコンテストに応募したことを通して、自分自身と向き合う力と、自分の思いや感じたことを周囲に伝える力の大切さを学びました。
これからエッセイに挑戦してみようと思われるみなさんへ。目まぐるしく過ぎていく日々の中で、少し立ち止まり、一つ一つの出来事や、自分自身に向き合える有意義な時間になると思います。応援しています。

第2分野 優秀賞
近藤 愛さん(北陸高等学校)

この執筆をさせていただいた時期は自分探しをしながら福祉の道へと気持ちを固めていった時期でした。この機会があったからこそ今、児童福祉の分野で仕事をしています。複雑に変わっていく環境に振り回されていく子供たちに触れ、保護者たちにも触れる事が、自分をさらに成長させてくれていると感じています。
今からエッセイに取り組む方たちに伝えることは、この機会は自分探しの旅の一部であり、この時期に悩んだことは貴方がたにしかたない経験になります。その時間を大切にしながら1日を過ごしてほしいと思います。

第3分野 優秀賞
江本 有希さん(大阪府立市岡高等学校)

第20回のエッセイコンテストの開催、おめでとうございます。
12年前に私が書いたエッセイは「大阪のおばちゃん」とのやりとりをユーモアいっぱいに紹介したものです。自分にとっての日常の面白さを切り出してみたことが、エッセイの種となりました。
特別な出来事はなくても、高校生活の中でしか見つけられない面白さは、たくさんあるはずです。それを文章にしてみることで、素敵なエッセイが生まれるかもしれません。

第3分野 優秀賞
村﨑 薫さん(青雲高等学校)

第20回の開催おめでとうございます。
自分の思いや考えを文章にすることは気持ちの整理にもつながりますし、自分の中に新しい発見をすることもあります。私自身このコンテストに参加した18歳の頃は色々なことで悩んでいましたが文章を書くことでそういった悩みを少し消化することができました。
上手な文章を書く必要はないと思います。ぜひこのコンテストを迷いや悩みも含めて自分の気持ちと向合うきっかけとしてください。

第9回

第3分野 最優秀賞
小林 美里さん(盈進高等学校)

この度は20回目のコンテスト開催おめでとうございます。
社会人となり、流されるような日々の中で自分を見失いそうになった時、エッセイを読み返しています。そうすると高校時代大切な仲間と一生懸命課題に取り組んだキラキラした日々を思い出し、毎日をなんとなく過ごすのはもったいない。自分らしく挑戦を続けなければ、と、当時の自分が鼓舞してくれているような気持ちになるのです。今も、これからもずっと大切な宝物です。

第3分野 優秀賞
原 朱音さん(福岡県立輝翔館中等教育学校)

この度、コンテストの第20回を迎える事、誠におめでとうございます。
当時の私は難しく考えず、自分の暮らしの中の「絣」をテーマにしたため、受賞に私自身が驚きました。
現在は身内の介護の問題に直面してます。より良くするため、という部分で絣と介護は通じるものがあると日々感じてます。
最後に、このコンテストに取り組む皆さんが身近にある福祉の再確認と、今後の福祉を考える出発点になることを願っています。

第4分野 優秀賞
秋永 涼花さん(神奈川県立横浜国際高等学校)

20回にわたるコンテストの開催、本当におめでとうございます。
学生時代に作文に書いた内容は当時思ったことを純粋に表現したものでしたが、特にコロナ禍を経て様々なものの価値観が変わっていくと言われる中で、大人になった今の自分の価値観と照らし合わせると、あの作文を書いたときの自分と感覚の軸は何も変わらないんだなと久々に自分が書いたものを見て感じました。
ぜひみなさんも作文という自分の本質が炙り出される機会を使って、今の感覚を書き留めてほしいと思います。

第10回

第1分野 最優秀賞
木田 夕菜さん(鹿児島市立鹿児島玉龍高等学校)

20回目の開催、おめでとうございます。
私も、当時の日常や何気ない周りの方との会話の中で、心にいつまでも残像として居続けた言葉や風景を、キャンバスに絵の具をのせるようにエッセイに綴っていたのを思い出します。この経験はお客様の困りごとに対して想像し、その目線に立ち、それを情報技術で解決する今の仕事につながっています。
みなさんの想像力が、いつか世界のWell-beingにつながることを期待しています。

第1分野 優秀賞
田鍋 すみれさん(慶應義塾女子高等学校)

高校生の頃、祖母から料理を習っていたことについてエッセイを書き、受賞しました。
10年後の今は、夫と、私のお腹の中の子どもの健康を考え、料理しています。来月には、祖母にひ孫の顔を見せられそうです。
今回、改めて当時書いたエッセイを読み、食を大切にする私の価値観は、昔から変わらないのだなと実感しました。
受賞された皆さま、本当におめでとうございます。これからもご自身の言葉と経験を大切になさってくださいね。

第1分野 優秀賞
久保 英恵さん(学習院女子高等科)

20回という記念すべき節目を迎えられたこと、おめでとうございます。
人の心は移ろいやすいものだと私は思います。あの時の気持ち、興奮、悲しみ…今、当時と全く同じ気持ちになることは難しいです。ただ、文章を綴ることで、後からその時の自分に近づくことはできます。10年前のエッセイも、当時私が大切にしていたことを思い出させてくれます。
今の自分、今の思いを、学生の皆さんにはまっすぐ表現していって欲しいなと思います。

第1分野 審査員特別賞
伊藤 晴香さん(同志社女子高等学校)

記念すべき20回を迎えられ誠におめでとうございます。
私は10年前に「月が綺麗ですね」というエッセイで特別審査員賞を頂きました。内容は母への感謝と愛を伝えるものでしたので、書きながら込み上げきて泣きながら執筆したことは良い思い出です。
一生懸命に取り組んだことをこうして評価していただいたことは、社会人となった今でも自信となり、仕事のモチベーションに繋がっています。皆さんもどうぞ頑張ってください!

第2分野 最優秀賞
安部 海里さん(島根県立松江農林高等学校)

記念すべき20回目の開催、おめでとうございます。
私は、受賞させて頂いてから10年が経ち、今は一児の母をしながら幼稚園教諭として働いています。
当時は、学校の授業でエッセイコンテストに応募させて頂きました。受賞後、新聞に掲載して頂いた私のエッセイを読みながら祖父母が泣いて喜んでくれたことを今でも鮮明に覚えています。自分の想いを文字にして表現することで、相手の心に何かを届けられるという喜びを感じることができたことは、私の中で大きな経験となりました。
私自身、このエッセイコンテストを通して沢山の作品を拝見させて頂く中で、自分にはなかった視点や、考え方に気付き、自分自身を見つめるきっかけとなっています。エッセイを通して自分が経験したことを発信することだけでなく、社会の中の様々な問題や出来事を、様々な視点から学ぶことのできるエッセイは高校生の皆さんにとっても、きっと、今後の社会生活に繋がるものが沢山あると思います。
今後とも、さらなるご発展を心よりお祈り申し上げます。

第2分野 優秀賞
辰巳 奈緒さん(桐朋女子高等学校)

「36℃の言葉」は変わらずに、私の体温を保っています。私は今、日本の福祉を良くしたいと志し、厚生労働省で働いています。近頃、文章をしたためるということは、星雲のように渦巻く思考を象り、自分を明らかにする行為なんじゃないかと感じています。振り返ると、インク染みを作って切り取った瞬間が積み重なって、今の自分の職業や志向が形成されています。「生き延びる」ためには勉強が必要ですが、「生きる」ためには多分、エッセイが必要です。とはいえ、構えずに、のんびりとペンを走らせてください。

第3分野 優秀賞
武居 玲奈さん(晃華学園高等学校)

記念すべき第20回目の開催、誠におめでとうございます。
貴コンテストにおいて賞をいただいたのは既に10年以上も前のことですが、今でもエッセイを読み返すとその時見た風景、感じた新鮮な気持ちを思い出すことができ、エッセイの持つ力に驚かされます。自分の考えや感じ取ったことを言語化し文章に起こすことは、仕事をする上でも大変貴重なスキルです。
高校生だからこそ感じることの出来るフレッシュな気持ちを拝読出来ることを楽しみにしています。

第4分野 最優秀賞
城内 香葉 さん(静岡県立清水東高等学校)

20回記念おめでとうございます。コンクールを継続して頂き感謝申し上げます。
高校生になったばかりの私は、第7回の小山まぐまさんの「平成の昭和人」に衝撃を受け、挑戦した事が懐かしく思い出されます。
エッセイを書くのは初めてでしたが、限られた文字数の中でテンポ良くストーリーを展開し、私が感じた温度そのままに伝えることに集中しました。

第4分野 優秀賞
坂下 遥菜さん(昭和女子大学附属昭和高等学校)

第20回記念おめでとうございます。
高校生の頃に感想文などを書くことはあっても、エッセイを書く機会はあまりないのではないでしょうか。少なくとも私は当時初めてでした。エッセイの執筆に取り組むことによって、家族だったり社会の中の疑問だったりを改めて考え直すきっかけになると思います。また、過去の受賞者の方のエッセイを読ませていただくと、優しい気持ちになったり考えさせられたりします。
ぜひこの機会に自分の思っていることを言葉にしてみてください。

※掲載高校名は当時のものとなります。