博士課程 福祉社会開発研究科 国際社会開発専攻 通信教育

専攻概要

「福祉社会」の形成に、国際社会開発からアプロ―チする手がかりは、制度的・社会的バリアを取り除くことを通じて、貧しい大衆・排除されていた人々も含めて諸個人が共同的な生活能力を開花させ、市場や行政を利用し、変容させながら自らの福祉を向上させる、そうしたことを可能とする地域社会の変化への政策的支援にあります。そのためには、現場と理論を往復しつつ、洞察を磨くことが求められています。また、人々主体の開発に関しては、地域文化、社会的包摂、環境など多様な視点から見ていくことも求められています。

本専攻では、通信教育の特質を十二分に生かし、ICTの発展により広がったオンライン形式等も積極的に活用して、世界各地に住む開発実践者たちに、理論的考察を行う場を創出する一方、彼ら彼女らが、多様な現場で、自主的に研究をすすめることを可能としています。これらを通じて、開発学的方法論を自ら発展させつつ、様々な実践経験を論理化し、普遍化できる高度専門職業人もしくは研究者の育成を目指しています。