言語聴覚士は1997年に制定、その翌年から施行された言語聴覚士法に基づき厚生労働大臣が認定する国家資格。ことばや聴こえといったコミュニケーション、摂食(食べる、飲み込む)機能の障害を対象とし、クライエントに対する訓練・指導・助言を行いますが、個々に異なる状況に応じた検査や評価も行う、医療的な側面を持ったコ・メディカル(医療従事者)の一員です。クライエントのQOL(Quality of Life)向上を追求する豊かな人間性の上に立ち、医療・福祉の現場を取り巻く法制度の変更や業界の動向、新療法などに的確に対応することが求められます。言語聴覚士をめざす学びでは、しっかりした基礎と視座を培いつつ、多職種連携においても役割を果たす柔軟性を身につけます。