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2015年度作文コンクール入賞作品一覧

特別賞 「私のお兄ちゃん」

武豊町立緑丘小学校 4年 塩津奈央

「りょう君、いってらっしゃい。」
夏休みに入っても、りょう君は暑い中毎日部活の練習をがんばっています。りょう君は私のお兄ちゃんで、中学一年生です。

私は小さい時から、お兄ちゃんのことをりょう君とよんでいて、今もそうよんでいます。りょう君は、声が大きくておしゃべりで、おもしろいです。おかしなことをよく言って、みんなをわらわせています。時どきお母さんにおこられて、しゅんとしちゃうこともあります。私はよく、りょう君とけんかしちゃいます。遊びからけんかになったり、ちょっとしたことで口げんかになったりします。けれど、私はりょう君と遊ぶのが楽しいです。中学生になってからのりょう君は、小学生の時にくらべると、毎日いそがしそうです。朝は部活があるので、起きる時間が早くなりました。学校から帰って来る時間もおそくなりました。部活の練習でつかれながら、宿題や勉強もしていて、ねる時間もおそくなりました。土曜日、日曜日も部活があって、あまり家にいない感じです。勉強もたいへんそうです。中学校は大きなテストがあるので、りょう君は、テストの前から毎日たくさんの時間、自分から勉強をしています。だから私は、とっても関心しちゃいます。部活では、りょう君は、ぼう高飛びという種目をやっています。今までやったこともなく、見たこともあまりなかったので、初めはどうしようと、とても心配している感じでした。けれどりょう君は、出来ないと初めからあきらめないで、ぼう高飛びの動画を何回もみたり、うで立てふせや、手の力をつける練習など、家でも自分の出来ることをしていました。学校でも、先生や先ぱいに教えてもらいながらがんばっていて、練習の様子を話してくれるりょう君は、いやな気持ちのままでやっているのではなく、自分でもがんばろうと、前向きな気持ちをもって、楽しんで毎日がんばっているんだとわかり、私はすごいなと思いました。私は水泳が苦手で、去年は泳げませんでした。だから、水泳の時間がいやでした。けれどがんばっているりょう君をみていたら、私も練習すれば出来る、やってみようと思い、休みの日にお父さんとプールに行って、練習をしていました。そして少しずつだけれど、泳げるようになりました。そうしたら、いやだと思っていた水泳も、楽しくなってきました。夏休みも練習していて、息つぎも出来るようになりました。私はとってもうれしくなり、失敗や成功をくり返して何回も練習をすると、その先には少しでも成果があらわれる、ということがわかりました。けんかしている時は、りょう君なんかきらい、と思っちゃうけれど、やっぱりりょう君はすごいな、パワーのあるがんばりやさんだな、と思います。

りょう君に言うのははずかしいから内しょだけれど、がんばっているりょう君は、かっこいいと思います。りょう君、これからもよろしくね。家族みんなでおうえんしているよ。

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