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2013年度作文コンクール入賞作品一覧

日本福祉大学生涯学習センター長賞 「大切な命」

半田市立岩滑小学校 4年 川上真奈美

わたしの大切にしたいものは、命です。なぜならば、わたしが生まれた時とても大変だったと、お母さんやお父さんから聞いたことがあるからです。

わたしは、生まれた時二千二百四十四グラムの「未じゅく児」で、たい院もお母さんといっしょには、出来なかったそうです。しかも、わたしは生まれた時、右足首内反足という病気で生まれてきました。この内反足という病気はあお向けにねると、ふつうは、足の指のつめが上を向くのにわたしの右足は、下を向いていました。お母さんは「まるで魚のしっぽのように見えた。」そうです。

たい院してからも、一週間に一度は病院に行かなければなりませんでした。病院では、ギブスの交かん。ギプスを切る時わたしは、ものすごい電動ノコギリの音に泣いてあばれていたそうです。

半年続いた、ギプスの交かんだったけど治らず、ちがう病院でちりょうと手じゅつをすることになりました。この時お母さんは、前の病院で「この子、このままだと、つえどころか、歩けないよ。このままだと一生車いす生活になっちゃうね。」

と、言われて、必死に、治せる病院をさがしたそうです。

新しい病院でのちりょうと手じゅつを受けてわたしは、歩ける足を手に入れました。今では、みんなのように速くは走れないけど、みんなといっしょに走って遊ぶ事ができます。足首がかたいので、なわとびや飛び箱は上手に飛べないけれど、みんなといっしょにがんばりたいです。

わたしが大切にしたいと思っているこの命は、こうやって、お父さん、お母さん、おじいちゃん、おばあちゃん、そしてたくさんの病院の先生やかんごふさんに守ってもらって、わたしは大きく元気な今のわたしになれました。だから命を大切にしたいと思うし、大人になっていろんな人の役にたてる人になりたいです。

わたしのゆめは、たくさんあります。学校や保育園の先生になっていろんな事を教えてあげたり、いっしょに遊んであげたいし、他にも、かんごふさんになってわたしのような病気の人たちを元気にしてあげたいです。

わたしは動物も大好きなので、じゅう医さんになって、人間の言葉の話せない動物たちのけがや、病気を治してあげられたらなと思います。

こういったゆめも、命がなければかなえる事ができません。たくさんの人にささえられた命だから大切にしていきたいと思っています。

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