教材開発

  1. ホーム
  2. 教材開発
  3. 作文コンクール実施要項
  4. 2010年度作文コンクール入賞作品一覧
  5. 日本福祉大学生涯学習センター長賞 「ぼくのじまんのかぞく」

2010年度作文コンクール入賞作品一覧

日本福祉大学生涯学習センター長賞 「ぼくのじまんのかぞく」

半田市立宮池小学校 3年 山﨑歩夢

ぼくの家ぞくは、パパ・ママ・弟・妹の五人家ぞく。みんな顔はパパ似でせいかくは元気じるしのママに似て、ひょうきんぞろいだと言われる。けれど、ぼくのママは、ある日とつぜん、めまいできゅうきゅう車ではこばれた。原いんはふめい。すぐに家に帰ってきたけれど元気がない。くるしそうで、すぐ泣いて、ぼくやパパに

「手をにぎっていて。そばにいてくれる?」 と言う。ごはんの時間も、いつもならテレビより大きな声でわらって話しているママが、べつ人のようにどこかとおくを見ているかんじで、パパがいつも

「顔が死んじゃってるぞ」 と言う。少し食べてくるしくてまたねての、くりかえし。数日の間に、何回ママの泣き顔を見ただろう?ママはぼくの手をずっとにぎりながら、なぜか

「ありがとね。」

と言う。そんな日が三年、いい日わるい日をくりかえしすぎた。そんな中、またママにへんかがあらわれた。車のうんてん中に、息がしにくいと言いだし、道のはしっこにストップした。かこきゅうと言うらしい。シートをたおして、つめたくなったゆび先、またぼくに

「手をにぎって。」

となみだ目で言うママ。すうふんごには、ケロッと元にもどるママの体調のわるさを、甘えているだけだと言っていたパパやばあばもここまできてママのおかしさにきづき心の病いんにつれていく事にした。すぐにパニックしょうがいとしんだんされたらしい。ぼくのママはかんごふさんで、ママはいつも自分で、パニックしょうがいだと言っていた。けれどだれもきづいてあげることができなかった。パニックしょうがいとは、不安やきんちょうから、かこきゅうやめまい色んなしょうじょうを起こす心の病気らしい。ママは今薬でちりょう中だけど、なおる病気だと聞いてあん心した。ママの事大好きなぼくは、心配で仕方なかった。いつもママと来年の話をする。それは長くかかっても一年でなおると病院の先生に言われたから。来年はどこに旅行行こうか? 来年こそディズニーランドに行こうね。って。三年間、みんなにはさみしい思いをたくさんさせちゃったから、良くなったらいっぱーいあまえさせてあげるんだから。ってママはよくパパに言っている。今まで、おみそしるも作れなかったパパが、今ではママの好物のおいしいクリームパスタを作れるようになった。洗い物もせんたくもママがやっているとパパも手伝っている。二人で、

「いいよ。やるから休んどきな。」

と言い合いそんなパパとママを弟と妹と一緒にこっそり見て「ラブラブ」って言いながら笑ってる時幸せです。

さいきんのママは、ずいぶん体調がいいみたい。やっぱり家族はみんなうるさいくらいの元気が一番だね。とパパがよく言う。

ぼくはこんな家族が大好きです。

じまんの家族です。

ページの一番上へ

戻る