特色ある学び
本校はユネスコスクールの一員として、ESD教育に取り組んでいます。
学びの目標の一つに「グローカル【グローバル(国際)+ローカル(地域)】に考え、行動しよう」を掲げ、各コースの学びや部活の中で自ら世界・地域とつながることで、将来の夢や職業を見つける生徒も生まれています。
世界とつながる1フィリピンスタディツアー
英語の力を育てるのは「Friendship」の力
フィリピンスタディツアーの魅力は、双方向での交流にあります。まずフィリピンの姉妹校の生徒たちが本校でともに学び、チームを組んで英語のプレゼンテーション大会「World Youth Meeting」に挑戦。その後、本校の生徒たちが約2週間フィリピンでホームステイをしながら学び、現地の生活や文化を体験します。
互いのつながりが深まる中で、「思いを伝えたい」「楽しさを共有したい」という気持ちが、生徒たちの英語学習を前進させる力に。「フィリピンに友達がいるんだよ、と自慢できる」と語る生徒の言葉が、成長と自信を表しています。
世界とつながる2ASEP(Asia Student Exchange Program)
毎年、台湾で開催。第2言語として英語を学ぶ高校生同士が一緒に英語プレゼンテーションを行います。「本気で行動する彼らから多くを学んだ」「いろいろな言語を学びたい」など、他国の生徒から気づきを得る機会にもなっています。
世界とつながる3Global Meetup
本校で開催される国際イベントです。台湾・フィリピン・カンボジアそして日本の高校・大学をつなぎ、SDGsにかかわる世界の課題について意見交換し、チームビルディングを行うことを目的としています。
地域とつながる1GFSⅡ 美浜町との課題解決型学習
高校生が避難所の運営支援策を提案
総合進学コースとグローバル英語コースの「GFSⅡ(Global Fukushi Studies)」では、美浜町と連携した課題解決型学習を進めています。2023年度には、「避難所運営支援を通して、高校生を地域の支援力に変える」をテーマにした防災講座が、アクサユネスコ協会「減災教育プログラム」の助成校に選ばれました。
町の防災課や日本赤十字などにも支援をいただき、「避難所運営において高校生が支援できることは何か」を考え、解決に向けた実践的な取り組みを行いました。プログラムの成果は一般化できるように検討を進めています。
課題解決型学習の成果発表
美浜町との課題解決型学習では、他にも町のさまざまな課題を高校生が調査研究しています。これまでに地域の産品を使った商品開発や若者が訪れたくなる町の将来構想などを、成果発表会で提案しました。
地域とつながる2英語版 美浜町観光案内MAP作成
取材も撮影も英訳も、自分たちで
グローバル英語コースの生徒たちが、英語で美浜町を紹介する観光案内MAPを作成しました。生徒たちは美浜町の観光スポットへ足を運んで取材・撮影し、日本語で紹介文を作成。それを英訳し、デザインも一部手掛けました。
どうしたら外国の人にとってわかりやすい表現になるかを学び、何度も修正した英語の紹介文は精度の高い力作。また、MAPには取材で地域の皆さんのあたたかさにふれた生徒たちの、感謝の言葉も掲載されています。MAPは現在、多くの外国の方が行き交う中部国際空港でも配布中です。
地域とつながる3部活動
各部に所属する部員たちが地域に出かけて小学生や中学生を指導。教えることは、生徒自身の成長にもつながっています。