各種出版物
知多半島が見えてくる本
知多半島が見えてくる本 vol.1
知多半島の現在がわかるデータブック。 研究者たちが自然経済、社会、産業など、豊富な写真とビジュアルな資料で、知多半島の姿をわかりやすく紹介します(研究所発行、1998年)
中埜家文書にみる酢造りの歴史と文化(全5巻)
日本を代表する酢メーカーとして江戸時代から続くミツカングループ。当研究所が調査・研究を続けてきた中埜家所蔵の文書や物品を素材に、酢造りの歴史と文化はもとより、桶・樽といった周辺工業、海運などの流通史、近代につながる企業の経営史をひもときます。(研究所・博物館「酢の里」編、中央公論社 発行、1998年)
常滑焼と中世社会
全国から約900人を超す参加者を得て開催されたシンポジウム「中世常滑焼をおって」での学際的な報告・コメント内容をまとめ、常滑焼を通して中世史を考察します。(永原慶二編、研究所編集協力、小学館発行、1995年)
尾張国名古屋納屋町肥物問屋高松家史料
師崎屋諸事記
南知多の師崎から名古屋の堀川端に出た商家の100年間にわたる記録です。近世都市社会解明のための貴重な史料です。当研究所の翻刻作業と編集によって出版しました。(研究所編、校倉書房発行、1994年)
半田の蔵
半田市の初めての「蔵」調査報告書です。総数242件。醸造蔵、民家の蔵、農家の蔵、山車蔵のおかれた状況と特徴を調査しました。
用途に応じて造りは異なりますが、若干の煉瓦造りを除けば黒板張の木造が共通する点でした。(研究所調査受託、半田市開発部都市計画課編・発行、2007年)
伊勢湾災害の歴史
「地震・津波編」「台風・高潮編」「防災・整備編」に分け、本学の歴史学研究者と地質学研究者の共同作業で作成されました。古い記録に残る災害の記述と地質学とのつきあわせで年表も作成。災害の特徴もわかりやすく解説しています。
この調査の基本データは地震学者などからの問い合わせも多く、先駆的調査となりました。(研究所編、運輸省第五港湾建設局<現中
部運輸局>発行、1999年)
「知多半島のものづくり」
「再発見! 知多半島」
あいち知多農業協同組合が発行する広報誌の中で知多半島の歴史や文化、産業を題材に連載しています。
「知多半島のものづくり」(2000年~2003年)、「再発見!知多半島」(2003年~)
調査に基づく文書目録
「尾張国知多郡内海えびす講文書目録」
「えびす講」は内海(現南知多町)を中心とした地域の廻船集団で、19世紀初頭以降、独自の商道徳や情報ネットワークをもち、菱垣・樽廻船に対抗して全国流通の一端を担っていました。
廻船集団に伝わった文書群は全国的にみても数少ないものです。(研究所編・発行、1991年)
「尾張国知多郡内海内田佐七家文書目録」
内海を代表する船主の一つ、内田家に伝来した帳簿や仕切状などの目録。瀬戸内から江戸までをつなぐ内海船の活躍を明らかにします。(研究所編・発行、1993年)
「尾張国知多郡長尾村三井傳左衛門家文書目録」
長尾村(現武豊町)の三井家に伝来した3万点をこす文書の目録。三井家が庄屋を務めたことに由来する村方文書や、生活・交際・経営に関する文書群です。同家と姻戚関係にある小栗久左衛門家文書目録も収録しています。(研究所編、武豊町発行、1996年)
「越前国南条郡河野浦右近権左衛門文書目録」
河野浦(現福井県南越前町)の北前船主・右近家に伝わった文書の目録です。北前船は、蝦夷地(北海道)と大坂を結び、18世紀から19世紀にかけて活躍した廻船です。(研究所編、河野村発行、1996年)