文部科学省の「組織的な大学院教育改革推進プログラム（大学院GP）」に採択され進めてきました日本福祉大学大学院の教育改革は、 採択期間の3年間（2007〜2009年度）を持って一区切りとなります。 今回のフォーラムでは、大学院GPで取り組んできた大学院教育改革の全体像と主な取り組みについて、 その成果をご報告するとともに、残された課題を整理したいと思います。

 

ケース教材のブラッシュアップとディスカッション運営技術の向上を目指した、ケース教材の試運転を行います。 ケースメソッドに関心のある方は、是非この機会にご参加下さい。

 

大学院におけるソーシャルワーカーの養成教育において、 スーパービジョンをどのように組み込めば高度な専門職養成に効果的であるかについて、検討を進めてきました。 ケアマネジャー、ソーシャルワーカー、福祉経営、臨床心理士のそれぞれの専門職養成教育における現状と課題を比較考察しながら、 スーパービジョンを組み込んだ大学院教育の構築について展望してみたいと考えています。

今回、古川孝順氏を招き、社会福祉学研究の視点から現代の福祉問題の解決に迫る 政策論・方法論を展開していただくとともに、日本学術会議での議論を基に、 これからの大学院教育における専門職業人養成のための社会福祉教育の方法等にも言及していただきます。 この機会を通して社会福祉学研究と現場実践の融合の方向を模索したいと思います。

 

今回は、大橋謙策・日本社会事業大学学長をお招きし、日本学術会議や社会福祉教育学校連盟等で議論されている 「大学院の社会福祉専門教育と東アジア型グローバル・スタンダード」についてのお話をいただきます。 また、シンポジウムでは、日本福祉大学大学院の40年の歴史を踏まえ、牧里毎治・関西学院大学教授と 本学より宮田教授・二木教授を交え、これからの福祉系大学院の専門職教育と研究（方法論を含む）の方向を探ります。

ケース教材のブラッシュアップとディスカッション運営技術の向上を目指した、ケース教材の試運転を行います。 ケースメソッドに関心のある方は、是非この機会にご参加下さい。

 

日本福祉大学大学院では、福祉現場で活躍する社会人を対象に、新しい時代を拓く人材を養成していくことをねらいとして、大学院教育の拡充を進めています。 今回のセミナーでは、大学院授業の一端をみなさんに体感していただき、あらためて福祉を学びなおす意味や意義を考える機会にしていただければと思います。 また、地方の福祉現場で働く皆さんが、どのような学びのニーズをもっておられるのか、大学院に何を期待するのかをこのセミナーを通じて聞かせていただき、今後の大学院教育改革に活かしていきたいと考えています。

日本福祉大学大学院では、『福祉サービスマネジメント特講�T』を一般の皆さまにも公開します。 福祉現場の取り組みや大学院に関心のある方なら、どなた様でも無料で参加が可能です。

 

大学院GPは完成年度を迎え、ケースメソッドの授業評価や教育効果など品質管理に本格的に着手するとともに、 福祉分野におけるケース教材の開発と、ディスカッションの運営技術の向上を車の両輪として進めています。 千葉大学の岡田加奈子先生をお迎えして「ケースメソッドの教育効果」というテーマで、 教育学の視点からケースメソッドの教育効果を語ってもらいます。 その後、ケース教材のブラッシュアップとディスカッション運営技術の向上を目指した、試運転を行います。 そこで、皆様にご参加頂き、活発な議論・意見交換がおこなえればと考えております。
 
ご都合のつく方は是非ご参加いただきます様お願い致します。