ケースメソッド講演会とケース教材の試運転

大学院GPは完成年度を迎え、ケースメソッドの授業評価や教育効果など品質管理に本格的に着手するとともに、 福祉分野におけるケース教材の開発と、ディスカッションの運営技術の向上を車の両輪として進めています。
 
つきましては下記の通り、千葉大学の岡田加奈子先生をお迎えして「ケースメソッドの教育効果」というテーマで、 教育学の視点からケースメソッドの教育効果を語ってもらいます。その後、ケース教材のブラッシュアップと ディスカッション運営技術の向上を目指した、試運転を行います。 そこで、皆様にご参加頂き、活発な議論・意見交換がおこなえればと考えております。
 
ご都合のつく方は是非ご参加いただきます様お願い致します。
尚、本講演会は2009年3月7日に設立した「ケースメソッド研究会」の記念講演を兼ねます。

日時 2009年6月27日(土) 10時30分〜16時 (受付は10時から)
会場 日本福祉大学名古屋キャンパス北館8階
名古屋キャンパス交通案内
申込方法 メールまたは、ファックスにて受付
【申し込み期限】2009年6月15日(月)
以下の項目について明記のうえ、大学院事務室宛にメールまたはファックスにてご連絡ください。
1.お名前
2.連絡先(郵便番号・住所・電話番号・メールアドレス)
3.所属
4.ディスカッションリードの希望の有無(希望する・希望しない)
【申し込み宛先】大学院事務室
メールアドレス:gp-event@ml.n-fukushi.ac.jp
ファックス:052-242-3072
【事前準備】
申し込みされた方には、試運転で使用するケース教材&課題シート(1事例分)を、6月23日(火)を目処にメールにて配信させて頂きます。事前にケース教材を読んだ上で、ご参加ください。
内容  
講演「ケースメソッド教育効果」
講師  岡田加奈子先生(千葉大学教育学部 教授)
千葉大学教育学部では、教育学部としての利点を活かし、教員に対するケースメソッド教育の研究に取り組んでいます。 子どもの自殺、いじめ、不登校、学校安全などのケースを開発し、養護教員を対象としたケースメソッド教育を実践し、教育評価に着手しています。 今回は、教育学の視点からのケースメソッド実践プログラム、教育効果の現状と課題、今後の展望を語ってもらいます。
ケース教材の試運転
ケースは討論型授業で使用されることにより初めてその価値が発生します。
完成したケースは授業で使用する前に、試してみることが重要になります。 これを「ケース教材の試運転」といいます。試運転では、ケースが学びを促進させるツールとなっているかどうか、 開発者の意図した通りに展開するかどうかを確認します。さらに、ディスカッションに参加することで、 討論型授業の運営方法を学びます。また、意見交換では、ティーチングノートを公開し、次の4点について意見交換をします。
(1)ケース開発者の教育主題、討論のねらい
(2)参加者からみたケースの討議のしやすさ、難しさ
(3)ディスカッションリーダーからみた討論のしやすさ、難しさ
(4)ディスカッションの運営方法
タイムスケジュール
10:00 − 10:40 挨拶、オリエンテーション
10:40 − 12:10 講演 「ケースメソッドの教育効果」
  講師  千葉大学教育学部教授 岡田加奈子先生
12:10 − 12:30 質疑応答
(休憩)
13:30 − 15:30 ケース試運転
グループ討議+ケース教材やディスカッションに関する意見交換
15:40 − 16:00 まとめ