わたしたちが生活している社会は、人々が安全に安心して生活を送るうえで様々な困難が生じている現状にあります。
世界的な経済危機、格差社会の進行、雇用・就労継続の不安、社会保障の脆弱化、介護問題・虐待問題の深刻化、障害者の地域での自立生活の
不安などの問題が複雑に絡み合い、解決を困難にしています。福祉現場で働く人たちには、このような問題状況を客観的に受け止め、それぞれの現場に即した
課題解決を創造的に取り組む力が求められています。 日本福祉大学大学院では、福祉現場で活躍する社会人を対象に、新しい時代を拓く人材を養成していくことをねらいとして、大学院教育の拡充を進めています。 今回のセミナーでは、大学院授業の一端をみなさんに体感していただき、あらためて福祉を学びなおす意味や意義を考える機会にしていただければと思います。 また、地方の福祉現場で働く皆さんが、どのような学びのニーズをもっておられるのか、大学院に何を期待するのかをこのセミナーを通じて聞かせていただき、 今後の大学院教育改革に活かしていきたいと考えています。ぜひとも、多くの方々にご参加いただければと思い、ご案内する次第です。 |
第1講「居住の貧困問題と福祉」 児玉善郎 (日本福祉大学教授・大学院社会福祉学研究科長) |
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第2講「ヘルスケアマネジメントへの招待」 中島明彦 (日本福祉大学 教授) |
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「福祉を学びなおす大学院と福祉現場の循環をどうつくるか」 パネリスト 福田三行 (社会福祉法人さっぽろ慈啓会専務理事) 五十嵐教行 (北海道総合福祉研究センター理事長) 池田枝里 (看護師・指定居宅介護支援事業所所長) 児玉善郎 (日本福祉大学教授・大学院社会福祉学研究科長) コーディネーター 鍋谷州春 (日本福祉大学大学院 客員教授) |
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18時45分〜 懇親会 会場:チサンホテル札幌 会費:3,000円1日目(10月31日)のプログラム終了後、懇親会を開催いたします。参加希望の方は、セミナー参加の申し込みの際にお申し出ください。 |
第3講「福祉・介護現場での多職種連携教育」 鍋谷州春 (日本福祉大学大学院 客員教授) |
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第4講「経済危機下の社会福祉」 野口定久 (日本福祉大学教授・大学院委員長) |