FACULTIES
FACULTIES 身体が不自由な方の視点で考え的確な人命救助を。
学生インタビュー

トレーニング科学コース
就職先:岐阜県多治見市(消防)
小池 雄大さん
2023年3月卒業
岐阜県/中京高等学校 出身
安藤佳代子ゼミ
●入学をめざしたきっかけは?
高校のサッカー部でレギュラー選手としてプレーしていました。高校卒業後は大学でサッカーを続けながらスポーツ全般についても学びたいという思いがあり、強化スポーツ・文化活動入学試験で入学しました。
●ゼミでの学びや卒業研究について教えてください。
障害者スポーツを学ぶゼミで、ブラインドサッカーの地域イベントに参加しました。ブランドサッカーとは視覚を使わずに行うサッカーのことで、視覚障害のある方もない方も一緒にプレーできます。実際に競技を体験し、その魅力を知ったことから、卒業研究では、このスポーツがより人々の日常に根ざしたものとなるための課題を検討しました。
●卒業後の目標は?
かつて消防士の方に助けていただいた経験があり、自分も地域住民の安全を守る仕事がしたいという思いのもと、消防の道を選びました。人命救助の際は、大学で得た人体に関する科学的知識を役立てることはもちろん、障害者や高齢者など自力での避難が難しい方々の視点で考える姿勢を常に大切にしたいと考えています。
●高校生へのメッセージを!
日本福祉大学のスポーツ科学部では、スポーツそのものだけではなく、障害者スポーツをはじめ、スポーツと福祉の関わりについても深く学ぶことができます。あらゆる分野で活きる福祉の力を、ぜひここで身につけてください。
MY LEARNING STAGES
1年次 授業で適切なトレーニング方法を習得した。
所属するサッカー部では、高校までに培ったパスワークの技術を活かすことで、チームの攻撃の幅を広げていくことができました。「スポーツ生理学」の授業で身体の生理機能の変化について学び、適切な身体の動かし方や鍛え方について理解を深めたことが、日頃のトレーニングに役立ったと感じます。
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2・3年次 緊張する試合で気持ちを安定させるには。
「メンタルトレーニング」の授業では、スポーツで役立つ心のコントロール方法について学びました。私はもともと緊張しやすい性格でしたが、試合前には会場の様子や選手の動きを入念にイメージしておくなど、授業で得た知識を実践することで、緊張感のある試合にも冷静に臨むことができました。
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4年次 パラスポーツの魅力を子どもたちに発信。
ゼミ活動の一環で、パラスポーツを小学校の子どもたちに教えました。競技の成り立ちやルールを説明し、ブラインドサッカーやゴールボールなどの競技をみんなで実践。障害がある人もない人も、誰もが一緒に楽しめるスポーツの魅力を伝えることができました。