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トピックス

第10回福祉教育研究フォーラム「『青年期における社会福祉の学び』は何をもたらし、今後どのように発展させていけばよいのか」を開催しました

2016年9月8日

 福祉教育研究フォーラムは2007年に第1回が開催され、それ以降毎年、東海地区を中心に全国から教育関係者が集まり、福祉教育の現場が抱える問題と課題について議論を深めてきました。
 今回で10回目の節目となる本フォーラムは、「『青年期における社会福祉の学び』は何をもたらし、今後どのように発展させていけばよいのか」をテーマに7月18日(月・祝)、ウインク愛知で開催され、高等学校や大学の福祉教育に携わる教員、学生ら約130人が参加しました。

◆主催者の挨拶:
二木立・日本福祉大学学長/一般社団法人日本社会福祉教育学校連盟会長
嶋田麻知代・愛知県高等学校福祉教育研究会会長/愛知県立古知野高等学校校長
辻正幸・全国福祉高等学校長会理事/三重県高等学校福祉教育研究会会長/三重県立伊賀白鳳高等学校校長

シンポジウム

「これまでの福祉系高校の教育の歩みをふりかえる」

 午前中はこれまでの福祉教育の成果および第9回までの本フォーラムを振り返るという観点からシンポジウムが開催されました。シンポジストの神谷千尋氏(写真左:愛知県立高浜高等学校・教頭)は高浜高等学校における福祉科創設から現在に至るまでのあゆみをご紹介されました。また同じくシンポジストの髙木諒氏(写真右:愛知県立海翔高等学校・教諭)は古知野高校を卒業して日本福祉大学へ進学、その後高校福祉科の教員として働くようになるまでのきっかけやプロセスを語り、自身が何故福祉科教員の道を選んだのか考える中で福祉の魅力についてもっと学生に伝える手段はないだろうかと問題提起をされました。最後のシンポジストとして鈴木幹治氏(写真中央:三重県立伊賀白鳳高等学校・教諭)は「出会い」という言葉をキーワードに福祉科教員としての自身のあゆみを語られました。

 コメンテーターを務めた矢幅清司氏(写真右:文部科学省初等中等教育局・視学官)は参加者に「現在当たり前に存在する高校福祉科教育は当たり前のものではなかった」と述べ、この10年での高校福祉に関わる多くの人々の取り組みのおかげで現在があると総括されました。コーディネーターを務めた岡多枝子・日本福祉大学教授(写真左)は最後に、本フォーラムの参加者のように多様な人材でもって福祉の現場を支えていきたいと午前のシンポジウムを締めくくりました。

卒業生報告

「卒業生が語る-私たちが7年間かけて学んできたこと-」

 午後からは福祉系高校で3年間と大学で4年間、計7年間福祉を学び、現在も福祉に関わるお仕事に携わっている4人の卒業生をお招きし、7年間の福祉教育で学んだことや現在の職場を選んだきっかけなどそれぞれのあゆみをお話しいただきました。

 学生の頃は良い印象を抱けなかった当時の恩師に対し、自分が教員になった今では大きく印象が変わったと話す高橋久美子氏(写真中央:日本福祉大学卒業、愛知県立瀬戸北総合高等学校・教諭)。

 石濱佑麻氏(写真中央:愛知淑徳大学卒業、社会福祉法人サンライフ勤務)は白いシャツにエプロンといった職場の制服を着て、勤務先の社会福祉法人サンライフが利用者に対して、従来の介護施設のイメージを払拭してホテルに来たような印象を与えたいと取り組まれていることをご説明されました。
 コーディネーターを務めた安藤政代氏(愛知県立一宮北高等学校・教諭)は、早い時期から職場体験やインターンを通して様々な職種に触れることが、大学卒業時の就職活動に活かされていると感じると述べられ、自身の教え子から「実際に施設の方と接したことが、苦しい資格試験を乗り切るためのモチベーションの維持に繋がった」と言われた経験を語られました。

記念シンポジウム

「これからの福祉人財をどう教育していくか-高大連携の必要性と展望-」

 卒業生報告の後は、福祉教育と本フォーラムの「これから」を考えるための記念シンポジウムが開催されました。午前中のシンポジウムでコメンテーターを務めた矢幅氏に記念シンポジウムではシンポジストとして、豊富なデータを元に今後の日本の社会が置かれる状況をご説明いただきました。続いて高校における福祉科教育の展望について、米谷浩氏(写真右端:名古屋市立西陵高等学校・教諭)は、西陵高校での介護福祉系列の取り組みを紹介され、その上で現在の福祉分野では業務分担が細分化しすぎており専門性だけでなく一人ひとりが出来る仕事を増やしてマルチに対応していかなければならない、とこれからの福祉人材の育成の方向性について語られました。米谷氏のお話しをうけて、上野谷加代子氏(写真中央左:同志社大学・教授、日本福祉大学・客員教授)は地域包括支援の重要性と、一人ひとりが複数の分野にまたがって業務に携わることの制度面での難しさをお話しされました。コーディネーターを務めた原田正樹・日本福祉大学教授(写真左)が、今回のシンポジウムを通して次回以降のフォーラムについて在り方を見直していきたいと締めくくり、フォーラムは終了しました。