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経済学部「環境ビジネス」公開授業 ふくしの森フィールドスタディが開催されました

2014年10月16日

 経済学部では、正課科目「環境ビジネス(担当教員:後藤順久経済学部教授)」を開講しています。この科目は、環境ビジネスの全体像を理解するとともに、今後、環境ビジネスをめぐって社会がどのように変革されていくか、各界の専門家を招いて学ぶものです。美浜町竹林整備事業化協議会(モリビトの会)代表の神野悦夫さんを講師に招いた公開授業が10月15日(水)に美浜キャンパス内「ふくしの森(※)」で開催され、学生や聴講希望者など65人が参加しました。

◆後藤教授(中央)から概要を聞いた後、ふくしの森を散策しました(写真右側)

 里山や丘陵地の多くに竹林が侵入し、土壌の保全や保水など森林が本来持っていた機能の低下により、多くの問題が発生しています。モリビトの会では、放置され拡大を続ける竹林の整備やその活用、それによる農業や観光の活性化をめざして2010年から活動をスタートさせました。現在、「ふくしの森」をはじめ町内4か所で整備活動を展開しています。神野さんはキャンパス周辺で竹林に浸食されている場所を見ながら、整備することの大切さや活動場所を確保することの難しさを指摘しました。また、竹を単に伐採するだけでなく、竹炭や竹チップなどを作り出し資源として活用することで、事業モデルを想定していることを学生たちに説明しました。その後、本学の施設担当職員から、ふくしの森の概要について紹介されました。

◆ポーラス炭作りの様子。学生たちが積み上げた竹に火をつけると、大きな火柱があがりました(右上)

 ふくしの森を散策した後、ふくしの森での活動で伐採した竹を使ったポーラス炭づくりが行われました。ポーラス炭は、積み上げた竹を一気に燃やし炭化させたものです。できあがった竹炭には大きな穴が数多く開いており、良い微生物が発生することから農業用の肥料などに適しています。今春に伐採し体育館北側に保存された竹を参加者全員で積み出し火をおこすと、学生の背丈を大きく超える高さの火柱があがりました。また、火により割れた竹が発する大きな音がキャンパス内に鳴り響きました。公開授業に参加した国際福祉開発学部3年の吉田結実さんは、「これまで里山を保全することの意義がわからなかったが、参加することで理解することができた。また、この取り組みを事業として考えておられることに驚いた」と感想を述べました。

◆学生たちにポーラス炭作りを説明する、モリビトの会代表の神野悦夫さん

※「ふくしの森」は平成24・25年度あいち森と緑づくり事業「里山林整備」で整備されました。里山林整備は、樹木が覆い茂る里山林を健全な状態へと再生しながらも、簡易防災施設の設置なども整備対象になっていることが特徴として挙げられます。高台にあるキャンパスは、周辺住民の災害時避難所(第二次避難所)に指定されており、ふくしの森の歩道は全長1.3キロメートル、最も高い所で海抜35メートルとなっています。津波被害から逃れるための新たな避難路としても使える。歩道や途中の広場には海抜を示す標識も立っています。

「ふくしの森」全体図

マップ

『ふくしの森』の環境整備計画イメージ

ゾーンの名称ゾーンのイメージ・活用方法等
タケノコ竹林タケノコの収穫を楽しむ竹林
コナラの森コナラの雑木林の景観が特徴的なエリア
炭焼きの森ウバメガシの株立ち樹形が残る、かつての薪炭林の景観が特徴的なエリア
林間広場平坦地形を利用した林間学習の広場(休憩やワークショップ等での利用)
鎮守の森 スダジイなどの常緑広葉樹の大経木がある、森厳な雰囲気の景観が特徴的なエリア
再生の森竹を全伐し、現存するイヌマキ、サカキ、ヤブツバキなどの実生を育成して森林に誘導する観察エリア
原始の森ヤマモモ、コナラなどの大経木が点在し、深い森をイメージさせる景観が特徴的なエリア
ふれあい竹林竹林管理の体験の場
キノコの森森林整備で生じた材をほだ木として活用し、キノコの栽培や観察に利用可能
その他 事業地外になるが、湧水湿地が乾燥化して、マツの実生が侵入し始めた裸地がある、また湧水湿地にはトウカイコモウセンゴゲが生育しているほか、付近ではトンボ類やタヌキの足跡もみられる。

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