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白石成明准教授(健康科学部)が第20回国際老年学会(IAGG)でBest poster Awardを受賞しました

2013年7月2日

研究課題名 「地域在住高齢者のサルコペニアと身体計測及び生活・運動機能との関連」
Associations between sarcopenia and morphometric/physical/functionalparameters in community-dwelling older people
受賞者氏名 Nariaki SHIRAISHI, Yusuke SUZUKI, Masafumi KUZUYA, Jun HASEGAWA, Hiroyuki UMEGAKI, Maki AOYAMA and Kiwako OKADA

 IAGGは4年に1回世界各地で開催される老年医学の世界大会です。今年は韓国ソウルで6/23-27の5日間開催されました。白石准教授はサルコペニア(加齢による筋肉減少)に関するコホート研究(要因と疾病発生の関連を調べる観察的研究)を行っています。この研究は名古屋大学大学院の地域在宅医療学老年科学教室が中心となり,名古屋学芸大学管理栄養学部の先生方とも共同で実施されました。サルコペニアは最近の老年医学分野でのトピックスであり、今後の研究成果に大きな期待が寄せられています。

◆大会会場にて

◆賞状

◆発表ポスターの前にて

白石准教授コメント

 「サルコペニアは加齢による骨格筋減少と運動機能低下を組み合わせた概念です。世界疾病負担研究や日本の要介護者の原因疾患調査でも骨格筋に起因して健康を害したり、要介護状態となる割合が高いことが明らかになっています。私たちの今回行った調査では、近くの公民館や集会所などに歩いて来られる、健常な高齢者を調査対象としたにもかかわらず約16%の方がサルコペニアの範疇に入る状態でした。従来のサルコペニアの研究では筋肉量を測定するのにCTスキャンを用いていました。近年では生体組織の電気抵抗値を測定する方法で測定できるようになり、かなり安価に測定ができるようになりました。私たちもこれを使っています。しかし、1台数十万円~数百万円の機器が必要であり多くの方に使っていだくには至っていません。ですが、例えば、「椅子から何もつかまらずに立つ」といった生活行為ができない方は、できる方に比べて約3倍サルコペニアに入っている可能性が高いといった、簡単な指標を組み合わせてサルコペニアの状態を把握できれば安価により多くの方に介入指導ができます。
今回の私たちの研究では、簡便な指標で測定した、筋力、栄養、嚥下、うつなどがサルコペニア発症と関連がみられることがわかりました。今後は継続して研究を進め、サルコペニア発症の要因や対策について明らかにできれば良いと考えています。」