経済学部の強み・特徴

専門領域を深める2つの選択コース

図:地域経済コース、医療・福祉経営コースが選択できる
基礎教育や早期キャリア教育を受けて、2年次からはコースを選択してより専門的な学びに取り組みます。「地域経済コース」では、官公庁や金融機関をはじめとする企業等で活躍し、地域活性化や誰もが暮らしやすいまちづくりに貢献する人材を育成します。「医療・福祉経営コース」では、医療機関・福祉施設をはじめ、わが国のあらゆる分野で求められる医療・福祉関連企業で活躍する人材を育成します。

地域経済コース

写真:地域経済コースの授業風景
地域活性化に貢献する金融人・企業人・公務員に。

主な進路
金融機関(銀行、信用金庫、証券、保険)
公務員(地方自治体、消防、警察、教員)
一般企業(製造、販売、サービス)など

医療・福祉経営コース

写真:医療・福祉経営コースの授業風景
医療機関、福祉施設でのマネジメント能力を育成。

主な進路
医療機関・社会福祉施設等の管理部門
医療福祉関連企業(製薬、医療機器)
金融機関(銀行、証券、生命保険)
一般企業 など

教育の特色

POINT 1

課題解決を通じ社会人基礎力を養う

各教員が持つネットワークを活かして、多様な学びを学生に提供しています。「中部国際空港」での利用者調査や長野県伊那市で開催される「高遠城址もみじ祭り」の来場者行動観察調査などがあります。経済・経営の知識を学ぶ講義と企業・団体とコラボレーションする実践授業の相乗効果で、課題解決を通じ社会人基礎力を養います。

POINT 2

まちづくりと地域活性化を支える人材を育成

地域経済のメカニズムや企業経営の基礎を学んだうえで、地域社会が抱える課題を発見し、解決するとともに地域固有の魅力を発掘し、発信できる力を身につけます。「地域研究プロジェクト」をはじめとする地域での行動的な学びや、産業界・自治体などからゲスト講師を招いた実践的な学びの機会をバランスよく設けています。

POINT 3

資格を通じ医療や福祉に関する知識を身につける

いま医療や福祉に関する知識を持った経済人・経営者が求められています。経済学部では全国でも数少ない、病院の経営・運営にかかわる資格である「医業経営管理能力検定受験資格」の取得が可能です。経済学、経営学に加えて、「医学概論」をはじめ医療情報・医療関係法などの関連科目を学ぶことができます。

地域と共に行動し、地域課題を自分たちで解決する

地域研究プロジェクト

産業振興やコミュニティづくりなど、地域の課題解決につながる事業を自治体や地域関係者と協働しながら実践する科目です。過去には、徳吉醸造株式会社(愛知県南知多町)と協働で新商品「のせる醤油 福だまり」を開発し、大学生協などで販売した実績もあります。

写真:プロジェクトの説明風景
写真:参加者を案内する風景
写真:集合写真

2022年度実施予定プロジェクト

  • 東海市デジタルマッププロジェクト
  • まちのにぎわいプロジェクト

動き続ける経済の"今"を現場で学ぶ4年間

経済や経営の理論を学ぶとともに、フィールドワークに取り組む機会も豊富に用意。
基礎教育や早期キャリア教育を経て、2年次にコースを選択。より専門的な学修を積み重ねます。

4年間の流れ

図:4年間の流れ

教養演習・基礎演習

社会や経済、医療、福祉を分析把握するための技能を身につけます。また、基礎演習では文献調査や研究・発表方法を修得し、討議や論述に重点を置いて学修します。

特色ある専門科目

  • 地域金融
    金融機関等で働く方の講義も交えて、地方銀行・信用金庫による地域経済の活性化などを学び、地域金融のあり方を考えます。
  • 医療福祉経営論
    「地域包括ケアシステム」における医療福祉経営に焦点をあて、法制度、組織、人材、戦略、リーダーシップなどを学びます。

トピックス

医療経営特別講義

「iPhone」で有名なAppleは、Apple Watchに血中酸素飽和度や心電図といったアプリを入れ健康管理を行うなど、医療分野(ヘルスケア領域)は今世界から注目をされている分野です。 一方、我が国では超高齢社会の進行に伴い、地域医療・福祉の提供体制について大きなパラダイムシフト求められています。 変化しつつある我が国の医療におけるデジタル化や医療情報に視点を当てると共に医療と福祉のシームレスな関係について学びます。

日本のシニアビジネスの課題を学ぶ「現代経済特別講義」

写真:講義の風景
株式会社ベネッセスタイルケアとコラボレートし、シニアビジネスの課題を学ぶ寄付講座「現代経済特別講義」を開講します。この科目では、シニアビジネスの現状や課題、将来の動向を学ぶとともに、高齢者の身体の変化を体験したり、介助される体験を通じて高齢者に対する理解を深め、シニアビジネス事業を提案できる人材の育成を目指します。講座の最終回には「10年後のシニアビジネス」を提案し、課題に対する力 (論理的思考力、分析力、企画力など)を養成します。

ゼミ紹介

谷地宣亮ゼミ

写真:谷地宣亮
金融機関と連携し、地域経済を支えるさまざまな取り組みを学ぶ
いま、地域金融機関には「預金を集めて貸し出す」という役割だけではなく、取引先に対して創業・新事業支援、経営支援、事業承継支援などのコンサルティング機能を果たすことや地域経済の活性化、地方創生に貢献することが求められています。谷地ゼミでは、地域経済の現状と課題や地域金融機関に求められる役割を学び、考察します。ゼミでは愛知銀行とのコラボ企画を展開しており、キャンパスを置いている「東海市」「半田市」「美浜町」の「地域特性を情報収集・分析し、地域活性化に向けた課題を考える」ことをテーマに、各地域の特性(産業、地域資源、観光、文化・歴史等)を情報収集・分析し、地域活性化の取組に向けた課題を抽出するとともに、地域活性化に向けた施策を検討しました。

若山雅博ゼミ

写真:若山雅博
病院経営のマネジメントを担う人材を育てる
若山ゼミでは、病院や社会福祉法人などが外部環境(法制度、政策、社会、労働力、患者、利用者等)の変化にどう適応するかということを経営学の視点で探求します。少子高齢化により、医療費の抑制や医療介護専門職の人材不足など、現代の病院経営には課題が山積しています。医療事務というと昔は受付や診療報酬の計算をする役割を担っていましたが、現在はさらに病院経営のマネジメントまで担う存在になっています。仕事は多岐にわたり、例えばデータ分析から患者さんのニーズを把握し、経営方針を立てる経営戦略の仕事や、総務、人事労務、財務など、幅広い視点が求められます。

経済学部の授業科目概要(シラバス)

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経済学部 授業科目概要(シラバス)

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