国際福祉開発学部 教育・学位授与の方針と求める人物像

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国際福祉開発学部 (2023年度入学生対象)

卒業認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

国際福祉開発学部は、地域社会と世界の人々の持続可能な「幸せ」のために、国際的なチームで協働して地球市民としての責任を果たすことができる人に学位を授与します。そのために以下の知見と教養、スキルを養成します。

知識・理解
  1. 自己のアイデンティティへの認識と地球規模での文化的な多様性の背景を理解している。
  2. SNSなどの世界につながるネットワークを活用して、情報モラルを守り、必要なデータなどを収集したり、そのデータなどを効果的に活用できる知識を身につけることができる。
  3. 国際機関・国際組織の機能と役割、地球規模の現象や問題・課題に関する知識を身につけることができる。
  4. 経済と企業社会のグローバリゼーションに対する理解を深めることができる。
汎用的技能
  1. 異文化環境において、適切なコミュニケーションを実践するための観察力・思考力・判断力・表現力が身についている。
  2. 多文化環境において、異なる価値観をもつ他者それぞれに寄り添い、つなげるコーディネーターとして行動できる。
  3. 具体的な話題だけでなく、抽象的な話題についても自分の持てる背景知識を動員しながら、情報や意見を伝え、英語発信能力を身につけることができる。
  4. 福祉・開発に関する世界の動勢をネットワークを活用して把握し、学部での学びに連結させることができる。
  5. 自分の知的資源を総動員し、英語によるコミュニケーション方略を活用することができる。
態度・志向性
  1. 文化的差異を一面的な優劣ではなく等しく理解しようとする倫理観を備えている。
  2. 身近な社会において生じる文化的コンフリクトに対し、当事者意識をもって解決に臨もうとする積極性をもつ。
  3. 持続可能な多様な社会を実現するべくグローバルな現場で他者と協調・協働して行動できる。
  4. 多文化社会の中で日常生活やビジネスなどの場面において柔軟に対応して主体的・積極的にコミュニケーションができる。
総合的な学習経験と創造的思考力
  1. 体験学習やフィールドワークなどにおける体験と学びを、グローバル人材の一翼を担えるようネットワークを介した継続的な交流、情報収集につなげていくことができる。
  2. 自ら問題を発見し、これまで獲得してきた知識・技能・態度等を総合的に活用し、問題解決のために必要な情報収集・整理・分析などを通して、柔軟な思考力・豊かな創造力・集中力などを駆使して、日本語と英語で発信できる。

教育課程編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

「日本福祉大学スタンダード」の「伝える力」「見据える力」「共感する力」「関わる力」を基盤とし、英語・日本語コミュニケーション科目、福祉開発科目、社会人教養科目、演習科目の4つの科目群で構成し、それらの学びを国内外のフィールドで実践することで、座学と現場を往復しながらナレッジとスキルを高度化・体系化させるためのアクティブラーニングの機会を1年次から4年次まで設置します。

  1. 英語・日本語コミュニケーション科目群
    「読む、聞く、書く、話す」の英語あるいは日本語の4技能をバランスよく習得しながら、ICT活用能力を統合して発信する技法を身につけることで、道具として運用できる総合的な英語・日本語コミュニケーション能力の養成を行う科目体系を設置します。
  2. 福祉開発科目
    国際社会で活動するのに必要な教養と異文化に対する多元的な視点を基礎に、福祉社会の開発手法を獲得するための科目体系を設置します。
  3. 社会人教養科目
    経済・経営と社会に係る基本的な知識を身につけて、国、文化、組織形態(営利・非営利)を越えた普遍的な組織運営能力と実践的なICT活用能力養成を獲得する科目体系を設置します。
  4. 演習科目
    学部全体の学びを通して、学生が獲得したナレッジとスキルを各自のポートフォリオと卒業論文として統合していく演習科目を1年次から4年次の各年次に配置して位置づけます。

入学者受入れの方針(アドミッション・ポリシー)

1.求める学生像

本学部では、以下のことに意欲を持って取り組む人材を受け入れます。

  1. 世界の人々の幸せのために、環境・貧困・平和などのグローバルな課題について問題意識を持ち、継続的にそれらの課題に取り組む意欲のある人
  2. 多文化共生社会の一員として、多様な価値観を尊重し、他者との対話を大事にしながら、国内外の地域での活動に取り組む意欲のある人
  3. 実践的なコミュニケーション能力(ICT活用能力、プレゼンテーション能力など)やファシリテーション能力を高めることに意欲のある人
  4. 英語あるいは日本語のコミュニケーション能力を向上させながら、多様な言語や文化などの教育を適切に実践する英語教員あるいは日本語教師を目指そうとする人
2. 入学前までに修得すべき能力

本学部では、入学前までに以下の力を身に付けている人を高く評価します。

  1. 高校までの基礎的な知識・技能を有している。
  2. 生徒会活動、スポーツ系・文化系部活動やボランティア活動、あるいは、地域で取り組まれている様々な活動に参加することを通してチームワークをとって行動することができる。
  3. TOEICや英語検定などの社会で認知されている資格や技能を身につけるための学習を行い、資格試験に合格するなど成果をあげている。
  4. 他者に対するこまやかな視点を持ったコミュニケーションをとることができる。
  5. 社会とそこで暮らす人々の幸せに関心をもつことができる。
3. 選抜方法

本学部では、以下のように入学者の受け入れを行います。

  1. 総合型選抜では、出願資格に応じた入試区分を設けるとともに、学力の3要素と日本福祉大学スタンダードを軸に、書類選考と面接等によって入学前に修得すべき能力を多面的に評価します。
  2. 学校推薦型選抜では、高等学校の推薦を受け、小論文試験や講義受講後のレポート作成、面接等によって、入学前に修得すべき能力を多面的に評価します。
  3. 一般選抜では、多様な教科選択方式によって、入学前に修得すべき能力を多面的に評価します。