平成22年3月をもって文部科学省『教育GP』採択プログラムとしての活動は終了いたしました。3年間の成果をまとめた報告サイトを作成しましたので、是非ともご覧ください。なお、サービスラーニング活動については、引き続き、社会福祉学部の独自プログラムとして実施していきます。活動状況については、社会福祉学部ホームページで掲載していきますのでよろしくお願いたします。

活動における評価

 サービスラーニングによって培う力は、「自己形成力」です。よって自己形成評価を中心にした学習者による総合評価(reflection:リフレクション)が必要になります。この場合、教師による評価は、その学生自身が自己形成評価をできるようになったか否かを、「絶対評価」によってみることです。つまり「相対評価」ではないところに特徴があります。

  絶対評価をしていくためには、教師の主観だけに陥らないように多面的な評価指標が必要です。そこで本取組では「トライアングル・リフレクション」の実施と評価体制をつくります。「トライアングル・リフレクション」とは学生・NPO(活動先)・大学による三者関係によって、総合的な評価体制のことをいいます。

 ここでの総合評価とは、@学生の「自己形成力」の達成度、Aプロクラムに関与した教職員の介入・支援のあり方、Bプログラムの効果、C体制・組織の課題について点検、検討を含め考えています。 

「自己形成力」の達成を評価する視点と方法

●学生個人:ポートフォリオを活用。

ポートフォリオを活用したreflectionを重視する。
学習者自身の自己形成評価

  1. 自己変容
  2. 獲得した力
  3. 今後の学習への展望

●グループ間: クラスの学習者同士の相互評価を大切にする。

グループディスカッションとメッセージシートの活用。

  1. その人の優れていた点
  2. その人から助けられたこと、教えられたこと 
  3. その人へのメッセージ

●学生と活動先: 活動先からの活動評価を受ける。

  1. 活動の効果
  2. 活動の改善点
  3. 活動への期待

●学生と教員: 教員による学習支援

  1. 学生の変化(気づきの促し)
  2. 学生に必要な学習支援(知識、技術)
  3. 今後の学習むけたアドバイス)