わたしたちは、5つの体のはたらきを取り戻し、
維持していくお⼿伝いをすることを⽬指します。
⽿⿐咽喉科
⼀般診療
みみ・はな・のどの診療を行います。みみの診療は、中耳炎や突発性難聴、乳幼児・小児の言葉の発達の遅れの診療を実施します。めまいを来すメニエール病や発作性頭位めまい症などの疾患も取り扱います。
はなの診療は、アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎(蓄膿症)などの診療を実施します。また、はなのさまざまな病気で生じる嗅覚障害についても取り扱います。
のどの診療は、急性喉頭炎や声帯ポリープ、喉頭癌などの病気の診療を行うほか、嚥下障害や味覚障害の検査・治療を実施します。また、睡眠時無呼吸症候群の検査・治療にも当たります。
舌下免疫療法
舌下免疫療法は、アレルゲン免疫療法(減感作療法)の一種で、アレルギーの原因(アレルゲン)を少しずつ体内に吸収させることで、アレルギー反応を弱めていく治療法です。 現在、スギ花粉症とダニのアレルギー症状を根本的に治すことができる唯一の治療法です。舌下免疫療法は花粉飛散時期の一時的な治療とは異なり、治療期間は長くかかるものの、継続すればアレルギー症状の緩和を期待できます。
CPAP療法
CPAP(シーパップ:持続陽圧呼吸療法)とは、機械で圧力をかけた空気を鼻から気道(空気の通り道)に送り込み、気道を広げて睡眠中の無呼吸を防止する治療法です。CPAP機器本体と、圧力で空気を送るチューブ、鼻に当てるマスクからなり、睡眠中に装着します。圧力の大きさは、患者さまの病状に応じて医師により設定させていただきます。
Bスポット療法
Bスポット療法とは上咽頭炎(鼻咽腔炎)に対して行われる治療法の一つです。上咽頭(鼻の奥)、口蓋垂(のどちんこ)の上にあります。
この場所は呼吸をする際に最初に空気が体内に入ってくるところです。そのため、ホコリやばい菌の影響を受けやすく、炎症(赤く腫れること)をたびたび起こしたりします。この部分に塩化亜鉛またはルゴール液という炎症を治す薬を塗る治療をBスポット療法(または塩化亜鉛療法)と呼びます。
ことばと
聴こえの訓練(リハビリ)
お⼦さまから⾼齢者の⽅までを対象とし、ことばと聴こえの訓練(リハビリ)を実施します。ことばの遅れや聴こえの問題、発⾳の苦⼿さ、お友達とうまく遊べないなどのコミュニケーションや社会性のつまずきのほか、読み書きや吃⾳にお困りの⽅もご相談ください。
また病気や事故の後遺症によることばの不⾃由さ、飲み込みの問題がある⽅もご相談ください。皆さまがお困りの問題を丁寧に評価し、根拠のあるプログラムを⽴案・実施していきます。
訓練(リハビリ)をはじめるまでの流れ
患者さまにお願いしたいこと
ことばと聴こえの訓練(リハビリ)は医師の指⽰のもとで⾏いますので、必ず医師の診察が必要となります。
ことばと聴こえの訓練(リハビリ)を希望される方は、初回の来院前に必ず専用の申し込みフォームからご連絡ください。
対象となる⽅
ことば
(⾔語)
- ことばが出ない
- 同年齢の⼦に⽐べて遅れている
- 会話が成り⽴たない
- 出だしのことばにつまったり、どもってしまう
- 脳性まひなどがあり、コミュニケーションの代償⼿段が欲しい
聴こえ
- きこえづらい、呼んでも気づかないと⾔われる
- テレビのボリュームが⼤きいと⾔われる
- ⽿鳴りがある
- 今の補聴器がうまく活⽤できていない
- 新しい補聴器が欲しい
発⾳
- ⾚ちゃんことばがぬけない
- 全体的に不明瞭で聴き取りづらい
- 発⾳できない⾳がある(サ⾏がタ⾏になるなど)
- ⼝蓋裂などの術後に発⾳の練習がしたい
コミュニケーション、
集団⽣活のつまずき
- 友達とうまく遊べない
- 友達をたたいたり噛んだりしてしまう
- ゲームや遊びのルールが理解できない
- 教室から出て⾏ってしまう
- 授業に集中できない
- 年齢相応の活動が難しい
声の問題
- のどの病気や声の誤った使い⽅で声がかすれる
- 発声が困難
- 声の⼤きさの異常がある
⾷べることや
飲み込み
- 噛むことが苦⼿
- 固いものを嫌う
- 飲みこめずに吐き出す
- ⼝からよくこぼす
- ⽔分でむせることがある
学習について
- ひらがな、カタカナ、漢字が書けない
- 読み書きが全般的に苦⼿
- 数の理解ができない
- 計算ができない
すでに診断があり、
リハビリテーションの
継続をご希望の⽅
- ●失語症
- ●⾼次脳機能障害(注意障害、記憶障害など)
- ●構⾳障害
- ●摂⾷嚥下障害
- ●⾳声障害
- ●⼈⼯内⽿装⽤後の調整や訓練(リハビリ)
- など