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「日本一の星空」による地域活性化をテーマにフィールドワークが行われました

2018年08月22日

  社会福祉学部の学生20人が、日本一の星空で町おこしを行う長野県阿智村による支援のもと、同村内でのフィールドワークを8月17・18日に行いました。

 本学と阿智村は2003年10月に友好協力宣言を締結しており、本学教員が同村の福祉政策に対する助言を行うなど、密接な関係を築いてきました。今回のゼミ合宿は、地域福祉をテーマに学びを深める岡久美子ゼミナールの3・4年生で、日本一の星による地域活性化を行う同村における高齢者の現状や観光の推進による効果をはじめ、地域への移住定住の取り組みなどを見聞きすることで、村が一体となり展開される地域づくりの理解を目的に実施されました。

【空き家再生がもたらす地域への影響】

 阿智村清内路地区における空き家への取り組みをテーマに、同村職員による講義が行われました。清内路地区は、平成21年に阿智村と合併されるまで清内路村と呼ばれた場所で、全盛期には2,000人を超える人口がありました。平成30年8月1日時点での人口は573人で、高齢化率は40%を超えるなか、有志により結成された「清内路空き家の会」が村と連携して、空き家調査やリスト作成、移住希望者との面談などを行ってきました。その結果、同村の他地区と比べて人口減少率が低くなったほか、長野県から移住者の溶け込み支援に取り組むモデル地区として指定されるなど、活動による実績が説明されました。学生からは、定住に向けた取り組みや今後の展望、抱える課題などを質問していました。

【阿智村の高齢者の現状】

 阿智村地域包括支援センターの主任介護支援専門員による講義が行われました。学生たちは事前に質問内容を担当者に投げかけており、それに答える形で進められました。まずは阿智村の高齢者の現状に関して説明が行われ、65歳以上の人口数や高齢化率、介護保険認定率などの基本情報のほか、要介護・要支援者の状況などが紹介されました。その上で、村内の介護保険施設や在宅介護サービスなどに触れながら、降雪量の多い冬場などに施設利用をされる方が多いなどの特徴が説明されました。また、村内の高齢者を対象に行われた実態調査の結果を基に作られた支援制度や、高齢者それぞれが自らの役割を持ち、活発な活動を行っている現状などが紹介されると、学生たちはしきりにメモを取りながら、積極的に質問をする様子がみられました。講義終了後は、ヘブンスそのはらで行われているナイトツアーに参加し、日本一の星空を満喫しました。

【阿智☆昼神観光局による講義】

 阿智村は環境庁が実施する全国星空継続観察「星が最も輝いている場所」で1位を獲得するなど、日本一の星空を活用した地域活性化を進めています。観光局担当者は、村内の温泉地である昼神温泉をはじめ、ナイトツアーをスタートさせる前までの状況を説明しました。その上で、日本一の星空をブランドにした施策や地域の資源を見直しを実施することで、雇用機会の創出や商店の活性化だけでなく、企業との連携による村民への還元などが紹介されました。また、観光客の流入とともに発生する課題にも触れながら、時代の変化や課題にも対応できるスピード感ある対応や、人材育成の大切さを学生たちに語りかけていました。

【清内路地区における空き家視察】

 清内路地区集落支援員によるコーディネートのもと、空き家の視察が行われました。学生たちは車に分乗し、会場から15分ほど離れた場所にある清内路地区に移動して空き家を見学したのち、廃校となった中学校で説明を受けました。この中学校は平成11年に建てられたもので、現在は、地域の公共施設を集約する拠点として改築が進められています。担当者からは、空き家所有者への働きかけや移住希望者への面談における苦労、そして移住者が地域に求められることなどが紹介されました。

 フィールドワークに参加した社会福祉学部3年の今井智也さんは、「大学の講義だけでは分からない現場を見ることで初めて理解できることが多く、とても勉強になった。観光局による講義では、顧客ターゲットを明確にしたうえで、具体的なアクションを地域や企業と連携して行っていることにとても驚いた。また清内路地区での空き家の現状や取り組みへの学びを通じて、移住だけでなく定住してもらうための施策が必要であると感じた。これから予定している東栄町でのフィールドワークを行う際には、阿智村で学んだ視点や学びを活かしつつ取り組んでいきたい」と感想を話しました。また担当教員の岡久美子先生は、「文献や講義ではなく、取り組みを実践する方の場所まで行き目で見て活動に触れることで、多くの学びや気づきをしてほしいと考え、毎年フィールドワークを行っている。学生からは講師に対する質問が数多く出ており、またそれぞれの活動に対して「すごい」などの言葉も出てきたことからも、心のなかで化学反応が起こっているのではないかと感じている。学生たちにはフィールドワークに対するレポートを課しており、化学反応の中身を言語化し共有する予定だ。このような学びを与えてくれた阿智村の皆様には感謝している」と学びへの手ごたえと感謝の言葉を語りました。

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