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被災地での障害者の暮らしを支える―公開講演会を開催しました

2011年04月25日

 4月22日(金)に、全国障害者問題研究会福祉大サークルの主催する公開講演会『東日本大震災と障がいのある人たちの暮らし』が日本福祉大学美浜キャンパスで開催されました。被災地で実施された訪問調査活動に基づいたこの講演は、大震災の課題の一つである障害を持つ人々への生活支援のあり方について考える有意義な機会となりました。

◆貴重な体験談と情報を提供してくださった松原伸二さん

 講師を務められた本学卒業生の松原伸二さんは、社会福祉法人やまびこ福祉会・やまびこ共同作業所の施設長で、同法人が所属する日本障害フォーラム(JDF)の要請で、4月1日(金)から9日(土)までの期間、宮城県の障害児者施設などで災害救援活動に携われました。JDFは震災直後から障害者の被災状況について情報収集と支援体制づくりを始め、3月下旬から宮城県、4月に入ってからは福島県にも範囲を広げて支援活動を行っています。松原さんらは、この後も現地への派遣が決まっており、忙しい合間を縫っての講演会が実現しました。
講演に先立ち、本学の災害ボランティアセンター長 山本秀人学長補佐から、学内の支援取り組みについて説明がありました。続いて壇上に立った松原さんは、写真を交えながら被災地の状況を報告。津波によって倒壊・流失した障害者支援事業所もあり、参加者は障害者の方々の被災に胸を痛めながら講演に聞き入っていました。宮城県で訪問調査活動を進めた松原さんらは157か所の事業所で聞き取りを行い、行政機関や避難所で得られた情報などとあわせて、被災された障害者への支援課題を取りまとめました。それによると、地震が起きた当時が通所活動中であったことや日頃の避難訓練の成果もあって、人的な被害は比較的少なかったものの、その後の障害者に特化・配慮した生活支援については、まだ確立できていない状況が分かりました。
参加者からは、被災された障害者の方々の数や、避難状況について質問が出されましたが、障害者手帳の発行数に対して、調査によって無事が確認できた人数は数パーセントにとどまっている現実が示されました。また、被災者の心のケアなど、これからの課題に関心を寄せる学生からは、活動への参加方法についても質問がありました。松原さんは、復旧・復興の主役と主体が地元にあることを前提に、地域コミュニティや文化にも気を配った自立支援の大切さを強調し、公開講演会は終了しました。