vol.06

Special Interview

スポーツを学び、
幸せな社会を実現する。

藤田 紀昭 教授

スポーツ科学部 学部長(予定者)

2017年4月、美浜キャンパスに開設されるスポーツ科学部。
全国にスポーツ系の学部が相当数あるなか、「ふくしの総合大学」にある学部という
オンリーワンの視点で、スポーツを360度科学する。
そんな学部の特長や構想について、
スポーツ科学部 学部長(予定者)に話を聞いた。

スポーツ科学部を
設置した理由

 今、日本は超高齢化社会への対応、地域の活性化や共生社会の形成、生涯にわたる健康で心豊かな生活や持続可能な社会保障制度の実現など、多くの課題に直面しています。これらの課題をクリアしていくことは“ふくし”の実現でもあり、本学の社会的ミッションです。スポーツは「体を動かすことの楽しさ」をベースとした文化です。それゆえスポーツは先にあげたような課題を、人々が主体的かつ積極的に実現していく大きな可能性を秘めています。その実現のためには、スポーツや運動に関する科学的知識と、子どもから高齢者、そして障害者を含めた誰に対してでもその特性に応じて指導できる力を持ち、スポーツの楽しさを伝えられる指導者が必要です。本学では以前から、そうした指導者の育成を意識したスポーツ関連のカリキュラムを展開し、知識やノウハウを蓄積してきました。また、福祉と結び付いたスポーツに対する社会的ニーズの高まりや、大学をあげてスポーツ振興に力を入れている学風も手伝って、スポーツ科学部を立ち上げることになりました。

「ふくしの総合大学」だからこそできる学び

 他大学では「スポーツを学ぶ」ことに重点が置かれがちですが、本学部では「スポーツを通して福祉を学ぶ」「スポーツを通して経済を学ぶ」「スポーツを通して心理学を学ぶ」など、「スポーツを通して学ぶ」ことについても重点を置いています。そのため、卒業後の進路は多種多様に設定することが可能です。また、「ふくしの総合大学」に設置される学部として、福祉分野に関連付けた学びができる大きな特長があります。教員だけではなく、学生同士が学部の枠を越えて取り組み、お互いを刺激し合うことで、良い相乗効果が生まれるはずです。私が専門とする障害者スポーツ分野について言えば、日本の障害者スポーツ振興の中枢で活躍してきた研究者やパラリンピック金メダリストを育てたトップレベルの指導者が教員として着任する予定です。既に私の周囲では、障害者スポーツや福祉系レクリエーション運動に関心を示しているスポーツ系メーカーから共同研究の相談を持ち掛けられるなど、従来のスポーツ系の学部とは異なる学びに注目が集まっています。

スポーツ科学部で
身に付けてほしい9つの力

学部設置が部活動・サークルにもたらす効果

 学部の設置により、スポーツを得意とする学生が多く入学してきます。加えて、スポーツ分野入学試験(一般枠/指定枠)を設ける予定ですから、今まで以上に人材面での強化が図れるはずです。これはスポーツ系の部活動・サークルだけに限った話ではありません。例えば、福祉系サークルなどにスポーツ科学部の学生が加われば、地域の児童福祉施設などへ訪問した際に行われるレクリエーションやスポーツ指導の場面で学びの力が発揮され、取り組みが活発になることが期待できます。また、学部設置に合わせて建設中のスポーツ科学部棟(仮称)では、フォーム分析や効果的な体力トレーニング、メンタルトレーニングなどを行う設備を用意し、選手たちを科学的にサポートすることが可能です。本学は過去にパラリンピックをはじめとする障害者スポーツの国際大会出場選手を輩出していることからも、ゆくゆくは障害者スポーツの部活動を組織し、優れた選手を集め、オリンピック・パラリンピックに向けたサポートができるようになればと考えています。

入学してほしい学生像

 スポーツが苦手で実技が今一つだったとしても、スポーツに興味関心があり、「どうすれば早く走れるのか?」「どうしたらチームワークが高められるのか?」「オリンピックを日本で開催する意義は何か?」「スポーツと報道・メディアの関係はどうなっているのか?」など、スポーツに関するさまざまな“なぜ”を持っている人に入学していただきたいと考えています。学部コンセプト「スポーツを360度科学する。」の言葉通り、スポーツに関心を持つどんな人にも応えられる幅広い学びを用意して、皆さんをお待ちしています。

スポーツ科学部 学部長(予定者)

藤田 紀昭 教授

Profile

1987年筑波大学大学院修士課程体育研究科修了。1993年から16年間本学教員。その間1998年から1999年までは英国ラフバラ大学客員研究員。2009年から同志社大学スポーツ健康科学部教授。2017年4月より本学スポーツ科学部長として就任予定。専門は障害者スポーツ。(公財)日本障がい者スポーツ協会技術委員会副委員長、スポーツ庁「オリンピック・パラリンピック教育に関する有識者会議」委員などを務める。博士(社会福祉学)体育学修士。

スポーツ科学部開設

CLOSE UP INTERVIEW

Close up interview 01

ラグビー部

大城 壮太

社会福祉学部 社会福祉学科4年
沖縄県・名護高校出身

Close up interview 02

Ⅰ部サッカー部

大原 慎也

子ども発達学部 心理臨床学科3年
愛知県・同朋高校出身

Close up interview 03

硬式野球部

西田 裕貴

社会福祉学部 社会福祉学科 4年
石川県・寺井高校出身

Close up interview 04

ソフトボール部(男子・女子)

宮原 達也

社会福祉学部 社会福祉学科 4年
岡山県・新見高校出身

志知 真奈美

社会福祉学部 社会福祉学科 4年
愛知県・美和高校出身