保育士は、子どもの成長に寄り添える素晴らしい仕事、
自然豊かな故郷で働けることにも、幸せを感じます。

「保育士になりたい」という
夢を叶えるために

 保育士である母を見て育ち、小さな頃からずっと自分も保育士になることが夢でした。日本福祉大学への進学を決めたのも、母のアドバイスからです。発達障害などの特性を持つ子どもにも、保育士として適切な配慮ができるようになりなさいと助言されたのです。そのためには、日本福祉大学で学ぶことがベストだと考えました。

学生同士が助け合って
学ぶ文化があります

 日本福祉大学が他の大学と違うと感じたことは、障害のある学生に配慮する文化が自然にできていたことです。講義中には聴覚障害のある学生のそばで手話通訳をしたり、ノートテイクといって、先生が話す内容を要約し文字として伝える学生などがいました。私も講義の内容が聞き取れなくて困っている友人と出会ったことをきっかけに、障害学生支援センターに登録をして、ノートテイカーのボランティアをしました。このように学生同士がお互いに助け合って学ぶ習慣のできている大学は、まだ珍しいのではないでしょうか。

現場での体験を通じて、
保育士になりたい気持ちを再確認

 大学で学びを深めるにつれ、保育士以外の仕事にも興味を持つようになりました。実習では保育園はもちろん、児童養護施設にも行きました。さまざまな事情を抱えて育つ子どもたちの存在を知ることができたのは、よい経験になりました。また、半田市の学童保育でアルバイトをした時には、小学生の子どもたちとふれあうとともに、保護者の方との関わり方や礼儀作法を学びました。こうした体験を通じて、やはり自分は保育士になりたいという気持ちを新たにしました。子どもに関わる職業は色々ありますが、私自身も0歳から6歳まで保育園に通い、保育士の先生が心の支えになっていたと思い出したのです。自分も子どもたちにとって、そんな存在になりたいと、今も思い続けています。

自立心が身に付き、新しい目で
長野を見られるようになりました

 大学のすぐそばに海があることが新鮮でワクワクしました(笑)。同じ駒ヶ根市出身の友人とも再会し、アパートを行き来しあったりして楽しかったです。一人暮らしは楽しいことばかりではなく、ずっと母まかせにしていた家事や、生活費の管理も自分でしなければなりませんでしたが、とてもいい勉強になりました。自立して暮らすための力を付けられたと思います。
 このまま愛知で就職してもいいかな…とも考えましたが、地元である宮田村の子育て環境の充実ぶりに興味を持ち、長野に帰ってきました。保育園のまわりは自然が豊かなので、子どもたちと一緒に松ぼっくりを拾ってきて、クリスマスにリースを作ったりしているんですよ。