安心して楽しく暮らせる地域の仕組みを生み出す、
それが社会福祉協議会の面白さ。

日本福祉大学卒業生ネットワークの広さと強さ

 諏訪市社会福祉協議会では、私だけでなく多くの日本福祉大学の卒業生が働いています。諏訪市だけでなく、長野県内や全国各地にある社会福祉協議会でたくさんの卒業生が活躍されており、たいへん心強く感じています。私が働く分野だけでなく、定期的に集まる大学時代の友人たちは、公務員や教員、企業、福祉施設の職員…と多様な分野で働いています。福祉だけでなく、幅広い分野の話を聞けることで多角的な視点で物事を捉えることができ、友人たちとの交流という本来の目的に加えて、自分の見識を広める機会にもなっています。卒業生が全国各地で活躍するだけでなく、その分野も多様であるいう面でも、これだけの大きなネットワークを持っている大学ならではの強みだと思います。

社会福祉協議会の仕事とは…

 学生時代は「社会福祉協議会」と言われても、仕事の内容がイメージできませんでした。しかし、社会福祉士の資格を得るために体験した諏訪市社会福祉協議会で実習することで、仕事の面白さを理解することができました。
 福祉というと、高齢者や障害者、子どもに関わる仕事と考える方が多いと思います。社会福祉協議会は、これらに加えて広く地域の人やボランティアのみなさんとも積極的に関わっていきます。年齢を重ねても、障害があっても、小さな子どもであっても、誰もが安心して楽しく暮らすために、諏訪市に住む人たち自身が協力し合える、新しい「社会の仕組み」や「しかけ」を考えるのが私たちの仕事です。

仕事で悩んだときには、
大学で学んだ原点に立ち返ります

 お金がなかったり、困ったときに頼れる人が身近にいなかったり…。社会福祉協議会には多くの相談が寄せられます。困難なケースには、国や都道府県・市が提供する支援サービスが使えないか、市役所や機関に聞いてみよう、地域のあの人に手伝ってもらえないか…とあらゆる手段を考えることが求められます。就職したばかりの頃は相談に上手く対応できず、知識の少なさを痛切に感じました。年月を経た現在でも学び続けています。
 仕事をする上で一番役立っていることは、法律や制度の知識よりも「人とどのように向き合っていくか」という、福祉の専門家としての基本的な考え方や心構えです。学生時代はピンときませんでしたが、相談に来る人が本当は何を望み、何を伝えたいのかを見極める上で大切なことを、大学では何度も繰り返して学んでいたのだと今では強く思います。

充実した学生生活を過ごすために

 将来の夢や目標は簡単に見つかるものではありません。それで思い悩む高校生の方もいると思います。この悩みは行動しないことには解決しないのもまた事実です。まずは興味のあることから一歩を踏み出してください。仮に失敗したとしても、挑戦して初めて分かることや、視野が広がることがあると思います。
 そして何よりも、話し合える仲間を大切にしてほしいと思います。私にとって大学時代の友人は、今でも悩み相談ができるかけがえのない存在です。