スポーツって、子どもや高齢者、運動が苦手な人、障害者も楽しめるものじゃないかな?

その声に応える 日福の学び

たとえば障害者スポーツは、すべての人がスポーツを楽しむ社会の先駆けであると思う。

障害者スポーツの指導に、正答はありません。一人ひとりの異なる障害にあわせて、それぞれの最適な指導を工夫する必要があります。その工夫に終わりはありません。もっと良い方法がないか探し続けること、それは難しくもありますが、解決方法が見つかり、障害のある人にスポーツを体験してもらえる、スポーツの楽しさを知ってもらえると思うと、これほどうれしいことはありません。障害者スポーツを学ぶことに意義があるのは、それが実はスポーツの苦手な人や子ども、高齢者まで、さまざまな人に対するスポーツ指導につながっていくからです。障害者スポーツは、日本が直面する超高齢社会のなかで、スポーツの果たす無限の可能性を拓くと信じています。しかし現実には、中学校・高校の体育教員になるためのカリキュラムでは、障害者スポーツ関連の科目が必修ではありません。この現実が、障害者を含む様々な人々が生涯にわたってスポーツを楽しみ続ける社会の実現を妨げているのではないか。私はまずこの事実を改めることから始めたいと思っています。

スポーツ科学部 スポーツ科学科 藤田 紀昭 教授

report

2017年4月、スポーツ科学部開設。 スポーツの楽しさからはじめよう。

2015年3月、新学部開設に先立って完成した人工芝の美浜キャンパス第2グラウンド

これからますますスポーツの大切さが見直される時代になる。平成27年のスポーツ庁創設も、その現れだろう。スポーツ庁は“スポーツを通じて「国民が生涯にわたり心身ともに健康で文化的な生活を営む」(スポーツ基本法前文)ことができる社会の実現を目指す”としている。スポーツ科学部スポーツ科学科の藤田先生は、その社会の実現のために必要なのは、「スポーツを楽しむこと」にあると言う。スポーツは楽しいからこそ、続けられる。スポーツを続けるなかで、人と交流でき、健康にもなる。その楽しさを自ら実感し、多くの人に伝える、さまざまな人に伝える。そういうことができる人を、育てたいと先生は考えている。

Profile

FUJITA,Motoaki
藤田 紀昭(フジタ モトアキ)
教授
修士(体育学:筑波大学)
博士(社会福祉学:日本福祉大学)

徳島文理大学 専任講師(1987~1993)
日本福祉大学 社会福祉学部 専任講師(1993~1997)
名古屋短期大学 現代教養学科 非常勤講師(1994~2007)
日本福祉大学 社会福祉学部 助教授(1997~2004)
Loughbourough University(ラフバラ大学:イギリス) 在外研究員(1998~1999)
新潟大学 教育学部健康スポーツ科学課程 非常勤講師(2000~ )
中京女子大学 健康科学部 非常勤講師(2004~2007)
中京女子大学大学院 健康科学研究科 非常勤講師(2004~2007)
日本福祉大学 社会福祉学部 教授(2004~2009)
同志社大学 スポーツ健康科学部 教授(2009~2016)
日本福祉大学 社会福祉学部及び子ども発達学部 非常勤講師(2009~2016)
同志社大学大学院 スポーツ健康科学研究科 教授(2010~2016)
同志社大学 スポーツ健康科学部 非常勤講師(2016~2017)
日本福祉大学 スポーツ科学部 部長(学部長含む)(2017/04~ )