巨大災害で、人の生命と生活を守る看護師。私にもできますか?

その声に応える 日福の学び

現場で学び、その経験を生かし、生涯学び続けられる看護師へ。

看護系の大学には、必ず「現場実習」があります。目の前でさまざまな状況が切れ目なく起きる。場合によっては先輩看護師から「邪魔!!」と怒鳴られることもある。緊張と驚きの連続。大学に戻れば記録、翌日の計画もしなければならない。何度も何度も「もうダメだ」と思うかもしれません。それでも、あなたがもらった患者さんからの「ありがとう」が、看護を続けていくエネルギーになります。患者さんの生命を預かっているからこそ、その「ありがとう」には重みがあります。だからこそ、「現場」の厳しさもあるのですが。今、看護師は、以前は医師しかできなかったことを担うようになっています。たとえば、患者さんの身体を横にすると血圧が急低下する危険性を予測するためには、患者さんの身体のなかで何が起きているのかを知っていなければなりません。だからこそ、看護師には、生涯学び続けることが求められます。そこに4年制大学で看護を学ぶ意味があると私は思います。「現場」を良くし、患者さんのためにどうしたらよい看護ができるかを考える力を持つために、つねに「看護」を研究し続けてほしいと思います。

看護学部看護学科新美 綾子 准教授

高度化・複雑化する看護ニーズに応え、
看護ケアの質を高める専門看護師・認定看護師。

医療技術の高度化や専門化が進む医療現場では、看護師に求められるスキル、医療知識もますます高度化しています。また、それにともなって、看護師の役割や業務の範囲も広がっています。専門看護師制度や認定看護師制度は、こうしたなかで看護師の専門性や質の向上を目的とする「看護のスペシャリスト」として制定されました。
専門看護師は、大学院修士課程で必要な単位を取得し、日本看護協会の試験を受けて取得する資格です。2015年1月現在、専門看護師の専門看護分野には、11の分野(※)が特定されています。一方、認定看護師は、熟練した看護技術と知識を有すると認められた看護師が、特定の看護分野のケアに関して特別な教育・訓練、試験を受けて取得する資格で、2015年1月現在で、救急看護、糖尿病看護、手術看護など21の分野があります。認定看護師は、看護現場において実践・指導・相談の3つの役割を果たし、専門看護師は実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究の6つの役割を果たすことが求められています。

現在、看護系大学を経て看護師となる人は、大学院入学資格がありますので、専門看護師、認定看護師のどちらの資格にも道が開けています。
将来、看護師としてスキルアップやキャリアアップをめざすなら、ぜひともチャレンジしていただきたい資格です。

※特定されている11の分野:がん看護、精神看護、地域看護、老人看護、小児看護、母性看護、慢性疾患看護、急性・重症患者看護、感染症看護、家族支援、在宅看護

※各年12月末の登録者数 2015年については1月1日の登録者数

日本看護協会認定部2015年1月調査

report

人の健康をトータルに支える、医療・福祉分野の「多職種連携」。人の健康をトータルに支える、医療・福祉分野の「多職種連携」。

学生や看護師が参加する災害救助訓練

新美先生は「災害看護」にも力を入れている。そこでは独自の知識や技術が求められるほか、刻々と移り変わる災害サイクルに対応して、心身両面にわたる看護活動が必要だ。さらに現場では他の専門職との協働が不可欠だ。この「多職種連携」を実感として学ぶうえで、7つの学部を擁する「ふくしの総合大学」である日本福祉大学は理想的な環境だと、先生は言う。医療と看護、介護、福祉が切れ目なくつながって、人の一生をトータルに見守り、支える日本福祉大学のさまざまな学びのなかで、看護の視野を豊かに広げていくことができるはずだ。

Profile

NIIMI,Ayako
新美 綾子(ニイミ アヤコ)
准教授
博士(看護学:愛知県立大学)

名古屋保健衛生大学衛生学部卒業(1980)
厚生労働省看護研究センター幹部看護教員養成課程卒業(1999)
愛知県立看護大学大学院看護学研究科修士課程修了(2009)
愛知県立看護大学大学院看護学研究科研究生(2010~2011)
愛知県立大学大学院看護学研究科博士後期課程修了(2014)
名古屋保健衛生大学病院救命救急センター看護師(1980~1981)
小田原市立病院内科病棟看護師(1981~1982)
半田市立半田病院外科病棟看護師(1982~1984)
半田常滑高等看護学院専任教員(1984~1994)
半田常滑看護専門学校設立準備室室員(1992~1994)
半田常滑看護専門学校第1看護科実習調整者(1994~1997)
半田常滑看護専門学校第2看護科教務主任(1997~1999)
半田常滑看護専門学校第1看護科教務主任(1999~2002)
半田常滑看護専門学校副校長(2002~2014)
日本福祉大学赴任(2014)