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本学の防災事業概況

美浜町地域防災力強化検討プロジェクト報告

 東日本大震災をふまえ、地震等による大規模災害の発生を想定し、地域全体の防災および減災力の強化の推進、並びに災害発生時における円滑な連携協力関係の構築のため、「美浜町地域防災力強化検討プロジェクト」を発足させ、防災・減災事業に取り組みました。

1.「美浜町地域防災力強化検討プロジェクト」発足の経緯

 沿岸部に多くの下宿生を抱える日本福祉大学にとって、東日本大震災以降、学生の安全は喫緊の課題であり、同時に、臨海部に面した立地である美浜町も地域住民の安全安心な生活の確保が課題なっており、共通の課題を有していました。ついては、お互いのリソースを有効活用して成果の向上を目指すべく、「美浜町地域防災力強化検討プロジェクト」が発足しました。

日本福祉大学の課題

 東日本大震災以降、日本福祉大学の指定下宿の大半が海抜5m以下の地域に立地しており、「学生の不安」を解消するため、以下の4点が課題となっていました。

  1. 津波を想定した避難場所【とりあえずの高台・広場】の設定および避難ルートの周知
  2. 津波を想定した避難所【避難生活の場】の周知・設定
  3. 避難所となった場合の避難所運営

美浜町の課題

 津波浸水エリアを有する美浜町にとっても、「住民の不安」を解消するため、以下の2点が課題となっていました。

  1. 津波を想定した避難場所【とりあえずの高台・広場】の設定および避難ルートの周知

2.「美浜町地域防災力強化検討プロジェクト」の取り組み内容

 前述の双方の課題を解決するために、避難ルートの確定および防災啓発活動を次のとおり実施いたしました。また、避難所の諸課題等の地域全体の安全確保に取り組むべく、本学と美浜町との間で「防災協力協定」を締結いたしました。

1)防災学習会

テーマ 「地域と大学による防災協働社会の実現」
講師 名古屋大学減災連携研究センター/災害対策室
飛田潤教授(工学博士)

※当日の詳細はこちら

 防災学習会には、約400名を動員し、大盛況に終えることができました。アンケート結果では、90%以上の方が満足し、期待を上回る内容であったと回答いただきました。また、「地震や津波の恐ろしさをあらためて確認することができた。日本福祉大学の学生として、災害が起きた時に何をするべきか考える場となりました。」との声もいただき、防災に関する意識の高さを再認識する場となりました。

2)地域ハザードマップの作成

 本学と美浜町役場の双方が連携し、地域ハザードマップ作成のためのモデルとして、本学周辺地域である北奥田地区、中奥田地区、南奥田地区の3地区の地域ハザードマップを作成しました。
 作成にあたり、“防災”は専門性が高く、また人命にも直結する重要な課題であるため、愛知県職員の方々にもプロジェクトに参画いただき、専門的視点よりアドバイスをいただきました。また、周辺地域をよく知る家主組合の方々にもプロジェクトに参画いただき、アドバイスをいただきました。

3)総合防災訓練の実施

 前述の地域ハザードマップの有効性を検証するべく、毎年実施を行っている総合防災訓練時に地域ハザードマップを利用した総合防災訓練を10月20日(木)に実施しました。
 なお、訓練にあたっては、地域ハザードマップの検証のほか、「日赤奉仕団美浜支部」や「山王川を守る会」等の地元団体にもご協力いただき、炊き出し訓練なども行われました。

訓練内容

  1. 地域ハザードマップを利用した地域総合避難訓練、障害学生避難訓練(地元家主組合参加)
  2. AED取扱講習(知多南部消防組合協力)
  3. 炊き出し訓練(地域住民ボランティア参加)
  4. 災害ボランティアセンター活動報告会
  5. 美浜町防災情報MAILサービスの案内

【炊き出し訓練】

【AED講習会】

4)防災協力協定締結

 美浜町地域防災力強化検討プロジェクトを契機に継続的な連携を図るため、2011年10月20日に美浜町と学校法人日本福祉大学との間において防災協力協定を締結しました。本協定は、地震等による大規模災害の発生を想定し、地域全体の防災及び減災力の強化並びに災害発生時における連携協力を推進することを目的とした協定となっており、以下の事項に関して連携協力することが確認されました。

連携協力内容

  1. 防災及び減災に関する啓発啓蒙活動等の推進に関わること。
  2. 災害発生時の美浜キャンパスにおける避難所の開設及び運営並びに必要な条件整備に関わること。
  3. 災害時のボランティア活動に関わること。
  4. 前述の事業推進のために必要な費用負担にかかわること。
  5. その他双方が必要と認めた事項

5)避難所の格上げと備蓄の増強

 地域全体の安全確保のために美浜町地域防災力強化検討プロジェクトでは、避難所の格上げ検討と備蓄の増強を検討してまいりました。その結果、2011年12月20日に開催された「第一回防災協議会」の場において、本学が第三次避難所(場合によって開設する補助的な避難所)から第二次避難所(津波発生時における避難所)に格上げされることが確認されました。また、格上げにともない、飲料水500ml×5000本および防災コンテナが本学に配備されました。

3.今後の取り組みについて

 今後は、避難所の格上げにともなう諸課題および地域全体の安全確保のために、以下の事柄に取り組むこととしています。

  1. 減災啓発運
    • 美浜町、美浜町社会福祉協議会、大学の3者合同による防災リーダーおよび
      災害ボランティアコーディネータ研修
    • 美浜町内保育園、小中学校、社会福祉施設等への防災・減災訓練および減災啓発活動
    • 災害時の生活用水となる井戸の確保
    • 生涯学習講座や文化講演会等の共同減災事業の推進
    • 合同防災訓練の実施
  2. 避難所運営マニュアル
  3. 備蓄資器材拡充計画の作成

以上