建学の精神
この悩める時代の苦難に身をもって当たり、大慈悲心・大友愛心を身に負うて、社会の革新と進歩のために挺身する志の人を、この大学を中心として輩出させたいのであります。
それは単なる学究ではなく、また、自己保身栄達のみに汲々たる気風ではなく、人類愛の精神に燃えて立ち上がる学風が、本大学に満ち溢れたいものであります。
釈尊のお言葉、「我が如く等しくして異なること無からしめんと欲す」この一偈(げ)を、精神的根源としたいのであります。
これぞ本大学学徒等の、魂の奥底に鳴り響かすべき、真理追求の基調でなければならないのであります。
昭和28年4月1日
学園創立者 鈴木修学
教育標語
「万人の福祉のために、真実と慈愛と献身を」
「建学の精神」の中で、「釈尊のお言葉、『我が如く等しくして異なること無からしめんと欲す』この一偈を精神的根源にしたい」と述べております。
これを基に、学園関係者の手で「万人の福祉のために、真実と慈愛と献身を」を目指す『教育標語』が定められ、これは本学園の教育実践の原点です。
教育標語である「万人の福祉のために、真実と慈愛と献身を」を体現すべく、すべての人が人間らしく、健康に生きられる社会づくりを目指しています。
また、高い教養と専門知識を身につけた、人と人とのつながりを大切にし、心の通い合うコミュニケーションができるスペシャリストを育成します。
本学の具体的な人材養成像 ~ 4つの力 ~
本学では、建学の精神から生まれた教育標語「万人の福祉のために、真実と慈愛と献身を」を体現できる人材の養成を目指して、4つの力を「日本福祉大学スタンダード」として定めています。
教育標語の中の言葉を「真実=見据える力」「慈愛=共感する力」「献身=関わる力」とし、この3つの力に共通して必要となるのが「伝える力」です。
この日本福祉大学スタンダードの4つの力をベースとして、高い教養と専門知識を身につけたスペシャリストを育成します。
- 日本福祉大学スタンダードの4つの力
-
- 伝える
力 -
- 相互理解のためのコミュニケーションができる。
- 自己の考えを効果的に伝達できる。
- 見据える
力 -
- 幅広い視野で学ぶことができる。
- 「ふくし」の考え方を理解し、活用することができる。
- 関わる
力 -
- 地域の現場で能動的に思考・行動することができる。
- 大学の学びを自身のキャリア構築と結び付けて考えることができる。
- 共感する
力 -
- 他者を共感的に理解しようとすることができる。
- 他者と自身の幸福をともに追求しようとすることができる。
- 伝える