学校法人日本福祉大学は、1953 年の創立以来、わが国の万人の福祉を追求する有為な人財育成に一貫して取り組んでまいりました。学園創立70 年という「従心(じゅうしん)」の年を迎え、本学園は「福祉の老舗の大学」としての存在価値を広く社会に示し、未来に対する責任を果たすべく歩みを進めてまいりました。
この節目に際し、2023 年度から2025 年度までの3 年間にわたり、学園創立70 周年を記念する諸事業を展開してまいりましたが、無事に完了いたしましたことをご報告申し上げます。
本事業の精神的基軸として掲げた「Well-being for All」の理念は、1946 年のWHO 憲章に始まり、現代においてはSDGs(持続可能な開発目標)の最終ゴールを示すものとして広く共有されています。私たちはこの理念のもと、個人の心身の健康にとどまらず、地球社会全体が良好な状態を確保できる社会の実現を目指し、邁進してまいりました。
この70 周年記念事業は、「誰一人取り残さない」というSDGs の精神と軌を一にするものであると同時に、建学時の精神的根源とする「如我等無異(わがごとくひとしくして異なることなからしめんと欲す)」の思想を、現代において体現する実践でもありました。日本国憲法が保障する幸福追求権や生存権を捉え直し、人格の尊厳が守られる成熟した「新たな福祉国家」を創造するための社会的アクションとして、教育研究の質を一層引き上げる取組みを積極的に推進したところでございます。
このような大規模な記念事業を無事に完遂できましたのは、ひとえに、本学園に寄せられたすべての皆様の深いご理解とご協力、そして温かいご支援の賜物であり、心より深く感謝申し上げます。卒業生、ご父母、教職員、地域社会の皆様からの熱い期待を、私たちはあらためて身の引き締まる思いで痛感しております。
本日、事業完了のご報告を申し上げますとともに、本学園はこれからも社会的な期待や要請に応え続け、さらなる発展を目指してまいる所存です。今後とも、変わらぬご支援とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。