選定理由
当該取組は、本事業の趣旨に照らして審査を行った結果、教育の質の向上への大学等の対応が非常に優れているとともに、取組の実現性も高く、その成果と今後の展開も期待できると高く評価できる。
[特に優れた点]
- 到達目標の達成に向け、目標の共有化に向けての大規模な仕組みを構築していこうとする意欲的な取組である。
- 全学的に、学士力、教員力、職員力を共通の枠組みでとらえ、教員、職員の意識、能力を高めることで教育水準の向上を図るという構想は評価できる。
[改善を要する点]
- 既存の教職員の人事管理システムとの単なる統合にとどまらず、3者(学生・教員・職員)連携の仕組みをどのように教育に取り込むのか、評価の結果を活用し、どのようにさらなる教育の改善に結びつけるシステムとして機能させていくのか、等について一層の検討と改善を期待する。