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2022.09.20

【地域連携教育】奥田小学校トワイライトスクール(造形講座)でワークショップを実施

 「今の3、4年生はコロナ禍で直接交流して何かをする機会が少なかった。今日は、子どもたちが楽しげに絵を書いている姿を見ることができて(企画を準備してきて)本当に良かったです。」そう話をしてくれたのは、教員採用試験を終えたばかりの4年生。

 2022年9月16日(木)、教育・心理学部学校教育専修の松下ゼミに所属する3、4年生11名が美浜町立奥田小学校のトワイライトスクール(造形講座)で、お絵描きワークショップ「みんなでおもいっきりらくがきをしましょう」を企画・実施しました。

好きな食べ物や創作したキャラクターなどチョークで描かれた子どもたちの作品

 学生らは、あらかじめ駐車場に大きな円や小さな円の下絵を書いておき、その中に児童らが色とりどりのチョークで思い思いの絵を描くことで、校舎の上から見たときに”大きな花”の絵が表れる仕掛けを施していました。

 児童らは、大学生と交流しながら楽しんで絵を書き終えたあと、校舎の上にのぼって見下ろした際に表れた1つの大きな絵に「わぁーすごい」と歓声をあげていました。お迎えにきた保護者らも笑顔で子どもたちの描いた絵をスマートフォンで撮影していました。

 美浜町教育委員会担当者は、「少子化に対応して小中学校の再編が検討されている中で、特色ある教育を通じて子どもたちにとってより良い教育環境を残していきたい。現在、小中一貫校など検討しているが、いざできてから何か始めようと思ってもすぐにはできない。美浜版トワイライトスクールでの取組は、地域にある大学の先生や学生さんと連携することで実現できている。これからも大学との関係を深めていきたい。」とお話くださいました。奥田小学校のトワイライトスクールでは、9月14日にも板垣賢二教授が指導するゼミが算数を楽しく教える講座を実施した他、継続的に活動が予定されています。

美浜町の教育長、教育委員会関係者、奥田小学校関係者の前でお礼の挨拶をする学生ら

 最後に、指導をする松下明生教授は「今回の活動で終わりではなく、これからも地域の大学生として子どもたちとの関係を持ち続けて欲しい」と学生に伝えました。学校教育専修では、2年次「教職インターンシップ」という科目において2021年度は、美浜町内の小中学校に60名以上の学生が関わっています。他にも、美浜キャンパスにあるスポーツ科学部でも2年次の演習科目「スポーツフィールドワーク」において学生が町内の小中学校と関わっています。

 日本福祉大学は、「建学の精神」のもと「地域に根ざし、世界を目指す『ふくし』の総合大学」として、地域社会と時代が求める人材を養成しています。

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