2016年度 日本福祉大学地域包括ケア研究会活動記録
全体会では、新福祉ビジョンの動向についての確認、新総合事業と地域づくり、「地域包括ケア研究会2015年度報告書」の読み解きなどの共通理解をしたうえで、白澤政和氏による「地域包括支援の推進にむけて」、大垣市福祉部高齢介護課課長篠田浩氏に「地域包括ケアシステムと地域マネジメント」の報告書を中心とした今後の地域包括ケアの構築に向けた論点について」の講演を依頼し、政策動向と自治体の動向について理解を深めた。
高齢者だけでなく、全世代を対象とした地域包括ケアの推進が必要であることが改めて共通理解された。持続可能な地域社会を作るために、研究機関として、地域の自治体や関係機関とどのように連携していくかが問われている。チーム研究と全体会をリンクさせつつ、研究を推進する。
更には地域の自治体職員、社会福祉協議会職員、社会福祉法人・NPO法人とともに、知多半島における実践の検証を行い、チーム研究へとつなげていく。知多半島の優位性や他地域との比較等から、知多半島モデルのイメージの創出に向けて取り組んでいく。
第6回 | 4月14日 新福祉ビジョンの動向について 地域ケア研究推進センターの体制等について |
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第7回 | 5月24日 地域包括ケア研究会平成27年度報告書「地域包括ケアと地域マネジメント」の解説 日本福祉大学 学長 二木立 新総合事業と地域づくり 副学長平野隆之 知多半島モデルづくりの骨格 社会福祉学部 原田正樹 |
第8回 | 6月21日
地域包括ケアの推進に向けて 日本福祉大学客員教授 白澤政和氏 |
第9回 | 7月14日 地域包括ケアシステムと地域マネジメントの報告書を中心とした今後の地域包括 大垣市福祉部高齢介護課 課長 篠田浩氏 |
第10回 | 9月8日
知多半島版IPWの実現可能性 福祉経営学部 神林ミユキ、大林由美子 東海医療福祉専門学校 伊藤正明氏 「ニッポン一億総活躍プラン」と「地域共生社会実現本部」資料を複眼的に読む 学長 二木立 下半期の研究会の進め方について |
第11回 | 10月13日 ちた型0~100歳の地域包括ケア NPO法人地域福祉サポートちた 代表理事岡本一美氏 総合相談型「0~100歳」チャレンジ<東浦町編> NPO法人絆 代表理事山崎紀恵子氏 |
第12回 | 11月10日 南知多町の地域包括ケアにどう関わるか 南知多町 石黒和彦町長 知多厚生病院 宮本忠壽病院長 知多厚生病院 地域医療福祉連携室 藤田牧子氏 JAあいち知多 生活部 介護保険課 竹内みどり氏 |
第13回 | 12月20日 「ふじたまちかど保健室」取り組み 藤田保健衛生大学 地域包括ケア中核センター 都築晃氏 「亀崎空き家再生プロジェクト」 健康科学部 福祉工学科 村井裕樹 毛利志保 |
日本福祉大学地域包括ケア研究会第2回公開セミナー 2017年3月17日
「0歳から100歳の地域包括ケアをめざして」
第1部 講演
「地域共生社会の実現にむけて-政策動向と知多半島モデル-」
地域ケア研究推進センター長 社会福祉学部教授 原田正樹
第2部 シンポジウム
「0歳から100歳までの地域包括ケアをめざして-知多半島の挑戦-」
- 「地域包括ケア推進計画の策定」 東海市高齢者支援課 伊豫田しのぶ氏
- 「生活支援コーディネーター」 特定非営利活動法人ゆいの会 松下典子氏
- 「生活困窮者支援のネットワーク」 半田市生活援護課 石島貴伸氏
- 「地域福祉計画の策定過程」 美浜町社会福祉協議会 清水照久氏
- 「行政と住民の協働とマネジメント」 東浦町福祉課 鈴木貴雄氏
コーディネーター 原田正樹
第3部 パネルディスカッション
「知多半島モデルにむけての研究課題は何か」
- 医療と福祉連携の視点 学長 二木立
- 地域マネジメントの視点 副学長 平野隆之
- 住環境への支援の視点 社会福祉学部 教授 児玉善郎
コーディネーター 社会福祉学部 教授 藤井博之