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2015年度 日本福祉大学地域包括ケア研究会活動記録

 2015年度は、個々のメンバーの問題意識を研究会全体で共有し、論点を明確にするために、地域包括ケアに関して、それぞれの専門領域からの切り口で、現状と課題を整理した。
 具体的には、住環境から見た地域包括ケア、地域包括ケアシステム構築に向けた実践課題、認知症高齢者の在宅生活支援に向けた他職種連携、地域医療から見たIPWとIPE、傾聴ボランティアを活用した地域包括ケア、社会福祉協議会における地域包括ケアシステムとネットワーク、生活困窮者支援、子どもに関わる地域ネットワークなど、多様な視点から問題意識が提示され、研究会全体で共有した。
 地域包括ケアを推進するには、システム構築だけでなく、ネットワークをどのように構築し、活用していくかが重要であること、そのためには、保健・医療・福祉が互いに連携し協働することの必要性が、明確になった。本研究会の社会や地域への貢献のあり方として、地域の自治体、関係団体、事業者等とともに、実証的な研究を推進していく必要性について研究会全体で再確認された。

第1回 2015年10月8日
基調報告 二木立 日本福祉大学学長
今後展開される研究会の趣旨を共有し、2回目以降の研究報告等について確認がなされた。
第2回 2015年11月12日
  1. 「だれもが地域で住み続けるための住環境の課題」(社会福祉学部 児玉善郎)
  2. 「地域包括ケアシステム構築にむけた実践課題」(社会福祉学部 原田正樹)
第3回 2015年12月15日
  1. 「認知症高齢者の在宅生活支援におけるケアマネジャーと多職種の連携上の課題」
    (看護学部 木村暢男)
  2. 「地域包括ケアシステムに向けての取り組みについて」
    (福祉経営学部(通信教育)大林由美子、末永和也)
第4回 2016年1月14日
  1. 「地域医療から見たIPWとIPE」(社会福祉学部 藤井博之)
  2. -1「傾聴ボランティアを活用した地域包括ケア―武豊町社会福祉協議会の取り組み―」
    (福祉経営学部(通信教育)小松尾京子)
    -2「社会福祉協議会における地域包括ケアシステムとネットワーク」
    (全学教育センター 佐藤大介)
第5回 2016年2月12日
  1. 「地域で生活する社会的困窮者への支援
    -地域のNPOが当事者主体に取り組む 多職種・多機関連携の実践から-」
    (看護学部 水谷聖子)
  2. 「要保護児童対策地域協議会について」(社会福祉学部 牧真吉)

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