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アーチェリーとは

アーチェリー(洋弓)とは

 アーチェリーは、狩猟が基に始まった弓の文化を組むものです。日本でアーチェリーが普及し始めたのは1950年代でまだまだ最近です。
 アーチェリーは、簡単に説明すれば、弓で矢を放ち、的の中心により多くの矢を集めるというスポーツとも言えますが、一方で、弓の調整をすることや、風速による矢の軌道予測、射る姿勢の工夫等、より正確に的を射抜く為に考えることに奥深い面白さがあります。
 また、気軽に楽しめる面白さもあります。性別、年齢問わず競技できるという利点もあり、身長や腕力に合わせた弓を選べば、子どもからお年寄りまで楽しむことが可能です。
 多くの人がプレイできる生涯スポーツであり、一方でオリンピックや国体も開催される競技スポーツでもある、広い可能性を持ったスポーツです。

競技の種類

大きく分けて競技種類が3つあります。

アウトドア・ターゲットアーチェリー

屋外の競技場、またはグランドなどで行われる競技で、30m~最大で90mの距離に配置された的を狙う競技です。90m~60mでの競技で使われる的紙の最高得点範囲は12.2㎝です。

フィールドアーチェリー

屋外の野山を競技場として行われる競技で、様々な距離、高さに配置された的を狙う競技です。距離が示されている的、示されていない的があり、目測等の技術も必要とされます。動物を模倣した的を狙う3D競技もあります。

インドアアーチェリー

屋内の体育館などを競技場として行われる競技で、18mの距離に配置された的を狙う競技です。利用される的は、3つの的を縦に重ねた的紙を使用します。最高得点部分範囲は4㎝です。

弓の種類

リカーブボウ

一般的な形状の弓、サイト(照準器)、スタビライザー(安定器)を取り付けて使用する。現在、オリンピックや国体で採用されている部門はリカーブのみです。

コンパウンドボウ

両リムの先端に付けられた滑車の作用で、引き加重が途中で軽くなる弓。リカーブボウの装備の他、リサーサー(発射装置:弦をかけ、トリガーによって弦を離すもの)の使用が認められています。

ベアボウ

サイトやスタビライザーを外した状態の弓、弓というイメージに一番近いもの。初心者の練習やアーチェリー体験教室などでも使われる。

弓具の仕様について

弓は様々な部品に分かれ、自分仕様に調整する事ができます。

①リム(反り返りの部分) 木製、グラスファイバー、カーボンなどの種類があり、長さ、反発力が異なる。
反発力が強いと、引くのは重いが、矢は速くなります。
②ハンドル 弓の中心を為す部分。様々なデザインがあり、ここに細かな部品が接続されます。
③サイト 目盛がついており上下左右に調整することが可能、中心円に的を入れることで狙いを付けやすくします。
④スタビライザー 弓を安定させ、打ち出しの反動を減少させます。
⑤矢・クィーバー(矢筒) アルミ、カーボンと種類があり、個々に合わせ長さを調整し作成する。羽の色は様々なデザインがあります。
矢筒は矢、スコアカード、工具などを入れることができます。様々なデザインがあります。
⑥防具 チェストガード(胸)アームガード(腕)タブ(指)などに装備する防具があります。
デザインも様々です。