平成22年3月をもって文部科学省『教育GP』採択プログラムとしての活動は終了いたしました。3年間の成果をまとめた報告サイトを作成しましたので、是非ともご覧ください。なお、サービスラーニング活動については、引き続き、社会福祉学部の独自プログラムとして実施していきます。活動状況については、社会福祉学部ホームページで掲載していきますのでよろしくお願いたします。

過去の更新情報はコチラNPO協働型サービスラーニングクラスの風景

夏休みの学生の活動状況 ◎Part3◎ −8月20日(木)−

「特定非営利活動法人 ひだまり班の活動」

 半田市清水にある「ひだまり」は、名鉄「住吉町」駅前の大きな表通りを一本入った路地裏にあります。写真の古民家が事業所で、ここを拠点に様々な介護保険事業、自主事業を展開されています。

 ひだまりで活動させていただいた学生は6名です。活動期間中、事業所敷地内にある高齢者デイサービスや、半田市図書館内の喫茶ひだまりを始め、ひだまりに関係のあるさまざまなところへ連れて行ってくださいました。

〜活動の様子〜

 この日、活動を行った学生は5名でした。午前中は5名とも高齢者デイサービスで活動し、知多半島の内海のにわぜんきゅう先生の演芸作業に加わりました。午後からは5名の学生が高齢者デイサービスと喫茶にそれぞれ分かれて活動を行いました。

高齢者デイサービスの活動風景

にわ先生の小咄を利用者のみなさんと一緒に聴かせていただきました。
にわ先生は月2回ひだまりを訪れ、利用者の方と一緒に創作活動を行っているそうです。

にわ先生の指導のもと、紙粘土での作品づくりが始まり、学生も利用者の方との会話を楽しみながら一緒に作品を創作しました。
「これうまくできないよ」という利用者の方の声に、その方の作品を手にしながら「こうですかねぇ。これでどうですか?」と、一緒に作品づくりをすすめます。
利用者の方と一緒に、にわ先生から創作方法を伝授してもらいます。
デイサービスのなかにはこれまで皆さんがつくられてきた作品の数々が展示されていました。

 

喫茶ひだまりの活動風景

午後からは学生2名が「喫茶ひだまり」の方で活動を行いました。お客様の注文をとったりお食事を配膳したりと、ウェイトレスを行いながら喫茶に来られる地域の方々と交流しました。

半田市図書館に入るとすぐに喫茶ひだまりがあります。

オープンにされていて、多くの方が出入りしていました。

この日は、障害のある女子高校生が就職体験活動に来ていて、一緒に活動を行いました。喫茶ひだまりでは先輩にあたるため、喫茶でのことをいろいろ教えてもらったようです。お店がひと段落したところで、紙ナプキンのたたみ方を教えてもらいました。
〜活動を終えた学生たちの声〜

・「とにかくいろいろな場に連れて行っていただき体験を重ねたことで、それぞれの自主事業についてイメージをもつことができたのと同時に、どうしたらこんなに自主事業が展開できるのだろうかと考えさせられました。すごいです」

・「職員さんはいろいろなことをやられていてとても大変なはずなのに、どの職員さんもすごく楽しんでいるように見えました」

・「いろいろな場に参加させていただき、いろんな方に出会う中で、人とのコミュニケーションの難しさを感じました」

・「高齢者デイサービスの利用者さんとのコミュニケーションで、自分のなかで最初から少しつまづいたところがあり、活動中うまくコミュニケーションがとれるか不安がありましたが、今は利用者さんとたくさん話せて楽しいです」