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2022.10.07

【地域連携教育】公務員チャレンジ育成プロジェクト(東海市クラス)がスタート!

 「人口は、まちの活力を表わすバロメーター。自治体の活力を見るときの参考になる。」現役の行政職員の言葉を必死になってメモをとる11名の学生の姿が美浜キャンパスにありました。

 2022年9月29日(木)、社会福祉学部行政専修の独自企画「公務員育成チャレンジプロジェクト」の東海クラスの2022年度初めての活動が行われました。

美浜キャンパスに東海市企画政策課の稲葉様と野村様から市制について講義を受けました

 この取組は、主に公務員を目指す行政専修の学生が1年次から、自治体が実際に抱える課題について参加学生たちがグループワークを行いながら解決のアイデアを考えるという企画です。愛知県、東海市、美浜町の3つの特徴の異なる自治体の職員から実際の行政課題について説明を受けて、その課題についてグループで話し合い、最終的に自治体職員を前に自分たちが考えた解決に向けたアイデアを発表します。

東海市は全国有数のフキ生産地で、旬の早生フキは、”やわらく香り高い”と評判だそう

 この日は、東海市企画政策課より稲葉様と野村様に美浜キャンパスに来校いただき、東海市の市制について直接話を伺いました。昭和44年に上野町と横須賀町が合併して出来た東海市は、臨海エリアに全国有数の鉄鋼産業を抱えて発展し、近年は交通アクセスの良さなどから物流産業の拠点にもなっているとのことです。また、代表されるフキの生産は全国生産量の4分の1程度あり都市近郊農業も盛んだということです。さらに、リニア新幹線の開業が予定されており、三大都市圏が一体化するスーパー・メガリージョン構想の中で、さらに交流が活性化される見込みであるとのことです。

 他方で、工業地域特有の人口構成や移住してきた人が暮らし始めていることに伴う地域コミュニティ(主に地域防災力の向上)の課題、全ての自治体が抱える少子高齢化の対応について子育て支援・ひとづくりの課題、交流人口の活性化によるシティプロモーションの課題、加えてマイナンバーカードの活用などに代表されるデジタル技術の行政課題への活用など、4つの行政課題を提示いただきました。

 学生たちは、年度末に予定される報告会にむけて、月に1回程度集まりながら課題解決にむけたアイディアの提案を行うことになっています。

 東海クラスを担当する社会福祉学部角崎洋平准教授は、「とても面白く取り組んでみたい課題ばかり提示いただいた」と、実際の行政課題に取り組む中で、学生が公務員として働く面白さを実感し、さらに大学での主体的な学びにつながることに期待を寄せました。

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