連携機関

日本福祉大学-南京大学社会福祉研究交流センター

2003年以降、日本福祉大学と南京大学は、社会福祉・社会政策などの領域において、一連の研究協力と学術交流を行い著しい成果をあげてきました。これらの成果はそれぞれの領域における研究推進のみならず、中国の調和のとれた社会づくりにとっても、大きな推進力となっています。世界の社会福祉事業の最新の動向を捉え、社会政策や社会福祉などの領域で、日中両国学界のよりいっそうの研究協力と学術交流を展開し、中国社会の発展と構造転換の基本的な方向性を 把握するために、両者はこれまでつくりあげられた協力関係を礎にし、さらなる日本・中国・韓国の社会福祉研究を推進するため、「日本福祉大学−南京大学社会福祉研究交流センター」を両大学それぞれに設置し以下のような研究活動を進めています。本センターは、日本側の共同センターとして機能しています。

研究活動

(1) 研究交流センターを通じての研究者交流及び研究交流会の実施
(2) 研究交流センターの研究者による共同研究の遂行共同研究についてはプロジェクト体制をとることとし、研究内容別にそれぞれプロジェクトを立ち上げ、研究を遂行することとする。
(3) 研究交流センターによるセミナー・ワークショップ・シンポジウム等の開催及び成果の共同出版
(4) 研究交流センターの学術情報及び資料の収集ならびに共有
(5) 両者で合意されたその他の活動

活動実績

南京大学「福祉社会開発特別講義」(2011年7月11日〜7月17日)
7月 内容
12(火) 講義①穂坂「イントロ:福祉社会開発とは」
講義②平野「日本の地域福祉」
講義③金「制度福祉と地域−韓国の事例」
演習④参加者討論(ワークショップ)
13(水) 講義⑤穂坂「福祉社会開発の理論」
講義⑥平野「福祉社会開発の方法」
講義⑦金「韓国の社会福祉とまちづくり」
演習⑧参加者討論
14(木) Field Work①揚州
15(金) 講義⑨平野「福祉社会開発のフィールド:日本の小地域福祉」
講義⑩穂坂「福祉社会開発のフィールド:アジアの社会開発」
演習⑪揚州フィールドワークから(参加者討論)
16(土) パネルディスカッションと参加者討論
穂坂・平野・金・朱・朴
−朴の問題提起「現場と研究者の関わり」