アジア福祉社会開発研究センター
公開研究会のお知らせ
<開催終了>

 日本福祉大学アジア福祉社会開発研究センターは、国際開発学会東海支部および開発ファシリテーション&フィールドワーク(FAFID勉強会)と共催で、以下のような公開研究会を開きます。ふるってご参加ください。

テーマ:「場に動かされ、場に働きかけるわたしたち〜
     『支援のフィールドワーク』が目指す地平」〜」

日時:6月30日(水)18:30〜20:40
場所:日本福祉大学名古屋キャンパス(鶴舞)南館7階701教室 (地図参照)
話題提供者:
大阪国際大学准教授 亀井伸孝(文化人類学、アフリカの子どもやろう者の文化)
  日本福祉大学准教授 小國和子(文化人類学、東南アジア農村社会の開発と変容)
  ほか『支援のフィールドワーク』執筆陣(現在調整中)。

【主旨】

 他者理解の技法であるフィールドワークを、福祉や開発など<支援−被支援関係>が存在する場における特徴的な他者とのかかわりの作法として捉え、その実践的な可能性を問うのが、この研究会の目的である。当日の発表者および事例提供者は、いずれも福祉や開発など、支援する者とされる者の関係が成り立つ場でフィールドワークを行ってきた。
 フィールドへの関わりは、他者理解であったり、ゆるやかに支援実践に結び付く調査者としての動機であったり、あるいは直接的な支援事業への関与であったりと様々だが、経験的に共通の問題意識を得るにいたった。つまり支援現場におけるフィールドワークは、特定の<支援−被支援関係>に対してそれを相対化し、ゆるがす触媒のような存在としてその場にコミットする可能性をもつ。
 その具体的なあり方を検討することは、現在の福祉や開発の支援現場における課題――たとえば参加型開発におけるファシリテーションや、福祉施設における支援実践の可能性――を拡げる上で一助となるのではないか、という期待である。

 アジア福祉社会開発センターは、国際共同フィールドワークを通じて、福祉と開発を架橋する「福祉社会開発」の方法論構築を目指しているが、その一環として昨年、関西学院大学「多文化と幸せ」研究会と協力してワークショップ「フィールドワークから人びととつながる」を組織した。 上の問題意識はそれを出発点として生まれ、さらに学外の若手研究者を集めたFAFID勉強会の手によって過去約1年間にわたり、事例検討を重ねてきた。今回の報告では、この成果の一端である近刊『支援のフィールドワーク』(世界思想社より出版準備中)の概要を紹介し、事例報告を挟みつつ、フィールドワークを実践的に捉えていく方向性について、広く参加者とともに議論したい。

*プログラム(予定):

18:30主催者あいさつ 日本福祉大学 穂坂光彦
18:40『支援のフィールドワーク』がめざすもの 大阪国際大学准教授 亀井伸孝
19:10 事例紹介(『支援のフィールドワーク』執筆陣 調整中)
19:40討論に向けて 日本福祉大学准教授 小國和子
19:50全体討論 (〜20:40まで)。

【主催】

日本福祉大学アジア福祉社会開発研究センター

【共催】

国際開発学会東海支部/開発ファシリテーション&フィールドワーク(FAFID勉強会)

【参加費】

無  料

名古屋キャンパス交通案内

〒460-0012 名古屋市中区千代田5-22-35
地下鉄鶴舞線『鶴舞』駅2番出口・JR中央線『鶴舞』駅 公園口より徒歩2分
※車でお越しになる場合は、 鶴舞公園駐車場(有料)をご利用下さい※

【参加申し込み方法】

 参加ご希望の方は、資料準備の都合上、以下の参加申込書に必要事項をご記入の上、 メール・FAX・にて下記申し込み先までお送りください。
また、申し込みフォームから申し込む事もできます
締め切り:6月28日(月)必着

参加申し込みは終了いたしました。