建築学専修

あらゆる人の暮らしにイノベーションを起こす建築士に

住環境はもちろん、生活・自然環境までトータルに見わたすことができる技術者を養成します。すべての人のWell-beingへの貢献をめざし、建築技術を活かして超高齢化や環境問題などの社会課題を解決する力を育てます。

建築技術と広範な知識を段階的に身につける
建築のプロとして第一線に立つ教員の指導の下、低年次から専門科目で設計技術を段階的に養うとともに、医学、福祉、防災、環境等の科目で視野を広げます。卒業時には全員が二級建築士国家試験受験資格を取得します。
地域や世界を舞台に実践スキルを培う   
4年間にわたり、地域での実践を通じて学ぶ機会を豊富に設けています。海外を訪れて現地の建築を調査するフィールドワーク科目も設置。幅広い建築・都市の課題を発見し、臨機応変に解決へと導く力を養います。

建築家・建築技術者として活躍する卒業生を数多く輩出

建築士を着実にめざせるカリキュラム

基礎から丁寧に積み上げる建築士養成カリキュラムで、卒業時に全員が二級建築士試験受験資格を取得。単位数に応じて一級建築士試験受験資格も取得できます。

多彩な教員陣から最新の建築を学べる

幅広い分野で実務に携わる教員が、経験に基づく指導を行います。近年注目される高層木造建築やロボットと共存する住環境など、建築の最新トピックを学べます。

取得可能な資格

国家資格

  • 一級建築士試験受験資格※1
  • 二級建築士試験受験資格※2

民間資格

  • 2級ビオトープ管理士(計画・施工)試験科目一部免除※3
  • ※1) 建築士免許の登録には、卒業後、指定科目の修得単位数等に応じた建築実務の経験年数が必要となります。
  • ※2) 卒業するために必要な資格となります。
  • ※3) 所定の科目の履修によって試験科目の一部が免除されます。

一級建築士・二級建築士受験資格取得率データ受験資格取得率(2023年度)

一般建築士
77.3%
(44名中34名)
二級建築士
100%
(44名中44名)

※福祉工学科 建築バリアフリー専修の実績

Courses & Subjects

広い視野と高度な専門性を養う2つのコース

建築デザインコース

誰もが安心・安全で使いやすく、デザイン性の高い建築やまちづくりを目標に、計画・設計・デザイン・福祉住環境などを学びます。一級・二級建築士の資格取得をめざすことができます。

PICK UP 3年 福祉住環境計画
住環境を考える上で福祉の視点は不可欠です。高齢者や障害者、子どもなど多角的な視点の必要性を理解するとともに、実務経験豊富な教員の講義を通して理解を深めます。さらに、障害当事者にお話を伺い、具体的な設計課題に挑みます。

環境建築コース

自然と共生した住環境の創造をめざし、森林保護や生態系の保全といった環境問題に関する知識と、設計に関する知識・技術を習得。一級・二級建築士、2級ビオトープ管理士の取得もめざせます。

PICK UP 3年 エコロジカル建築設計演習
環境に配慮した施設を大学周辺につくることを想定し、実際に設計を行う演習科目です。建設予定地に足を運んで周辺環境の分析を行った上で、創エネルギー技術、環境共生技術などを活かした個性豊かな設計に取り組みます。

学外へ飛び出し実践する、専修独自の学び

PICK UP 1・2年 建築フィールドワーク(海外)
海外を訪れて先進的な建築や都市を観察し、日本と異なる社会環境や価値観、建築の成り立ち、設計手法などを学びます。さらに、現地の大学や研究機関、設計事務所との交流を通じて異文化間コミュニケーション能力を高めます。
PICK UP 名古屋工業大学との連携
建築学専修では、名古屋工業大学(工学部 社会工学科 建築・デザイン分野)と連携した教育を行います。名古屋工業大学の教員による講義、構造実験室・人工気候室をはじめとする研究設備の共同利用などを予定しています。

ふくしの総合大学に、理系の工学部が融合

人を中心とした建築を学ぶ最適な環境

建築やまちづくりは、計画・設計・構造・材料といった“理系”の要素と、地域文化・家庭生活・経済などの“文系”の要素を合わせ持つ領域です。本学には福祉分野をはじめとする文系の研究教育の豊富な実績があり、そこに理系の工学部が融合することによって、すべての人が心地よく過ごせる住環境づくりを学ぶ環境が整います。

Curriculum

積み上げ式の実践の学びで高度な情報技術を養成

想定される進路

  • 建設会社・ハウスメーカー・建築設計事務所などの設計職・施工管理職
  • 建築設計と「人の暮らし」を熟知したハウスメーカーの技術営業職
  • 緑化会社の設計職・管理職
  • 公務員(地方自治体の都市計画・建築部門)
  • 住宅設備・家具・建材メーカー、インテリアデザイン事務所  など

伝統的な町並みが残る半田市亀崎町で、学生が空き家を活用して『シェアハウス』を運営しています。町のイベントにも関わりながら、地域の一員としてまちづくりを学びます。

Interview 活躍する卒業生

大和ハウス工業株式会社

中部流通設計部 流通設計第三部 第二課
今瀬 直季さんIMASE, Naoki

オフィスビルやカーディーラー等の建物の企画提案から実施設計までを行っています。主に建築業界で活用が進んでいるBIM ソフトウェアのRevitを使用し、3次元モデルで建物の外観や内部のレイアウトを表現。お客様にとってわかりやすい提案をめざすと同時に、業務の効率化も追求します。仕事で重視しているのは、それぞれのお客様の要望を適確に理解し、設計にきちんと反映させること。何度もやりとりを重ねて設計し、完成した建物をお客様に喜んでいただけた瞬間が最もやりがいを感じます。大学時代に車いす等を利用する友人たちとともに設計課題に取り組み、ユーザー中心のアプローチを学んだ経験が、私の建築士としての価値観を形成しています。一級建築士を取得した現在、BIMをはじめ多様な設計手法についてさらに深く学ぶとともに、リーダーシップやマネジメント力も磨き、チーム一丸となって質の高い設計を行いたいと思います。

住友林業緑化株式会社

環境緑化事業部 東海営業部 主任
内藤 摩惟さんNAITO, Mai

(撮影協力)愛知製鋼株式会社

東京本社では商業施設や大規模な集合住宅の緑化の施工管理を担当し、名古屋に転勤後は生物多様性向上のための緑化にも携わっています。スケジュール通りに安全に工事が進むよう調整したり、搬入された植物が病気でないか管理したりと、業務は多岐にわたります。緑化会社のおもしろさは、建設業の中で唯一「生き物」に関われること。大学のゼミでは知多半島をフィールドに、実際に企業緑地で調査し、人と野生動物が共存できる緑地の整備を提案しました。こうした学びや在学時代に取得したビオトープ管理士の知識は、今の仕事でその土地に合った植栽を考え、生物多様性の高い環境をつくる上で役立っています。愛知県は自然環境の保全を独自の「あいち方式」で進めていて、企業もこれに協力しています。人間も動物も心地よく暮らせる環境を県内の企業とともにめざし、いずれは日本中で緑を増やす活動を行えればと考えています。

主な就職先 ●2019年度~2023年度卒業生実績

建築・製造
総合建設業(ゼネコン)
株式会社 安藤・間、株式会社伊藤工務店、株式会社鴻池組、株式会社高松建設、東亜建設工業株式会社、徳倉建設株式会社
ハウスメーカー
株式会社一条工務店、スウェーデンハウス株式会社、住友林業ホームテック株式会社、積水ハウス株式会社、セキスイハイム中部株式会社、大成建設ハウジング株式会社、大和ハウス工業株式会社、タマホーム株式会社、株式会社LIXILリニューアル
設計・デザイン事務所
株式会社あい設計、株式会社池下設計、株式会社伊藤建築設計事務所、株式会社松田健嗣建築設計事務所
ランドスケープ・外構
岩間造園株式会社、住友林業緑化株式会社、株式会社本陣、名鉄環境造園株式会社、ヤハギ緑化株式会社
不動産・インテリア・土木
イケア・ジャパン株式会社、住友不動産販売株式会社、住友林業ホームエンジニアリング株式会社、株式会社東京インテリア家具、株式会社トーエネック、日本道路株式会社
サービス・その他
株式会社ヤマシタ、日本赤十字社
公務員
愛知県、刈谷市、大垣市
大学院進学
名古屋市立大学(院)、椙山女学園大学(院)
就職希望者就職率
10年連続
100%
幅広い分野で活躍
建築・製造 81.0%、サービス・その他 16.0%、公務員 2.3%、大学院進学 1.0%

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