高校生の頃にはまだ、「自分は将来こうなりたい」という具体的な夢を持っていない人も多いと感じますが、そんな中で、「将来鳶職になろうと思っている」と胸を張って言う作者の気持ちに拍手を送ります。職業への偏見に臆することなく、「鳶職になりたいんだ!」という作者の熱い気持ちが読者にストレートに伝わってくる点を評価しました。気持ち良く、一気に読むことができました。作者が、これほどまでに強く鳶職を目指そうと決めたきっかけを知りたくなります。そのエピソードが具体的に書かれていると、さらに良い作品になったと思います。