近所の人たちの「目」を「防犯カメラ」に例えた視点が面白いと感じました。最近は地域の人たちのつながりが少なくなっていると言われますが、こういう子どもたちを地域の人たちがみんなで見守る街があってもいいと共感しました。街の人たちの温かい気持ちが伝わってきます。「私が街で何かをすると何でも父や母にはお見通しなのだ」ということに最初は抵抗や反発を感じながらも、それが「私たちを優しく見守ってくれているんだ」ということに気付いた「発見」と、感謝の気持ちに変わっていくプロセスをストレートに表現しているところがいいと思います。