36℃の言葉。あなたの体温を伝えてほしい。 2014年度 日本福祉大学
第12回 高校生福祉文化賞 エッセイコンテスト入賞作品集
学長メッセージ
審査員の評価と感想
入賞者発表
第1分野 人とのふれあい
第2分野 あなたにとって家族とは?
第3分野 わたしが暮らすまち
第4分野 社会のなかの「どうして?」
学校賞
 
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学長メッセージ

日本福祉大学学長
二木 立
(にき・りゅう)
 第12回になる今年は、例年以上に多くの生徒や学校から応募がありました。応募総数は昨年より359点増えて9511点となり、第5回(9673点)に次ぐ2番目に多い数字となりました。応募していただいた高校生の皆さん、ご協力いただいた先生、保護者、および企画やプレ審査を担当された関係者の皆さまのお力添えに、心からお礼申し上げます。例年と同じく、最終審査に残った作品には力作が多く、点数の差を付けるのに、審査員一同大変苦労しました。
 今年は、日本社会および日本福祉大学の国際化に対応して、新たに「日常のなかでつながる世界」という分野(第3分野)を設けました。他方、昨年までの2つの分野(「人とのふれあい」と「あなたにとって家族とは?」)は、内容が重複する作品が多かったため、「人・家族とのふれあい」(第1分野)に統合しました。第2分野「わたしが暮らすまち」と第4分野「社会のなかの『どうして?』」は同じです。応募件数は第1分野が5183点と飛び抜けて多かったのですが、残りの3分野の応募数はほぼ拮抗していました(第2分野1693点、第3分野924点、第4分野1711点)。
 第1分野では、人・家族との豊かな、あるいはユニークなふれあいを描いたものが多く、日本の家族はまだまだ「捨てたものではない」と感じました。第2分野では、自分たちの暮らすまちに対する強い思いや「絆」を感じることができました。第3分野では、特にアジア諸国の人々との交流について述べたものが多い反面、アメリカとの交流を述べたものはほとんどなく、時代の変化を感じました。第4分野では、広く社会に目を向けたものや、社会の諸矛盾に正面から立ち向かっている力作が多く、審査員一同、これからの日本・世界を担う高校生に大いに期待が持てました。なお、一部の作品が、内容的にはきわめて高水準であるが、分野のテーマとずれていると判断され、受賞を逃したのは残念です。
 高校生の皆さんが体験したことや感じたことをより深く洞察した作品を、多数応募されることを期待しています。ただし、先生の指導を受けながら、応募要項や文・文章の書き方の基本をしっかり守り、何度も推敲すると同時に、内容に即した分野を慎重に選んでください。
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